スマホとPCをサイバー攻撃から守る術 第12回
データの露出を確認/アプリのロック/プロファイルの設定
Androidスマホでデータの露出を把握! アプリのロックで安全を確保!
2018年02月07日 11時00分更新
巷を賑わせているランサムウェアやフィッシングサイトといったネット上の脅威から身を守る術をご紹介! たった1本で家族全員のパソコンとスマホすべてを守ってくれるセキュリティ対策製品「マカフィー リブセーフ」とその周辺サービスを駆使していこう。
アプリに個人情報を盗まれる!?
スマホを使っていて心配になるのは個人情報の流出だ。しかもそれがアプリの正常な挙動だとしたら、ユーザーとしては打つ手がなくなってしまう。そんな心配を減らしてくれるのが、マカフィー リブセーフのAndroid版に搭載されている「データの露出を確認」機能だ。
また、端末を一時的に家族や子ども、知り合いなどに貸し出す際、勝手に使われたくないアプリがあるだろう。そういう場合に活用できるのが「アプリのロック」機能、「プロファイルの設定」機能だ。今回はそれらの機能について解説していこう。
「データの露出」機能で個人情報・端末情報の流れを確認する
正面切って「露出」なんて言われると動揺してしまうが、マカフィー リブセーフのAndroid版で言うところの「データの露出」とは、“スマホやタブレットにインストールしたアプリが、端末内のユーザー情報やデバイス情報にどの程度アクセスするのか?”を意味している。
アプリによってデータの露出具合は異なるし、基本的にGoogle Playからアプリをインストールする際は、そのアプリがどの程度のユーザー/デバイスの情報にアクセスするか明示される。そしてアプリの性質上、個人情報にアクセスするケースは珍しくない(たとえば、連絡先アプリは電話帳へのアクセスを求めるだろう)。
しかし、一部のアプリではそういった情報を収集しては勝手に自社サーバーに送信して利用する、というような動作をする。必ずしもそれが「悪」とは言い切れないが、納得のいかない情報の使われ方をしているときには、該当するアプリの利用を停止したいと思うのが人情だろう。
そういうわけで、それぞれのアプリがどの程度データの露出を求めているかを確認できるのがこの「データの露出を確認」機能だ。Android版のマカフィー リブセーフのメイン画面で「プライバシー」→「データの露出を確認」とタップしていくと、各アプリの露出状況を確認できる。
データの露出についてマカフィーは、同じカテゴリのほかのアプリと比較してその度合いを「評価」している。露出度は「カテゴリの平均以上」「カテゴリの平均以内」の二段階評価だ。また、特定のカテゴリに分類されない「露出の可能性高」「……中」「……低」という三段階評価も行なう。
いずれにしても、あまりに露出度が異常な場合「プライバシーの警告」タブにアプリが表示される。問題なければアプリを選択して「信頼する」をタップ。逆にこのアプリは信用ならん、ということなら「削除」をタップしてアンインストールしてしまおう。
なお、データの露出については、右上のメニューから「設定」を選択して「スケジュールスキャン」からスキャンする間隔を選択できる。自動スキャンするよう設定しておこう。
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