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ふだんの心がけでラクになる:

確定申告が面倒くさくなるダメ習慣 あなたは大丈夫?

2018年01月25日 11時00分更新

文● G. Raymond

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 個人事業主の皆さんには苦難のときだ。平成29年分の所得税及び復興特別所得税の確定申告の相談及び申告書の受付は平成30年2月16日から同年3月15日まで。確定申告を面倒にしてしまうNG行動をしていないか、習慣を見なおしてみよう。


1. 領収書をぐちゃぐちゃに保管している

 もっともありがちなのはこれ。領収書やレシートをとりあえず封筒やクリアファイルにぐちゃぐちゃと入れているだけで、種類も時期もめちゃくちゃになっているケース。あらためてすべてを出して仕分けることになり、入力がとても面倒くさい。領収書を保管するときはあらかじめ接待交際費・通信費・医療費(市販薬含む)など、収納先をおおまかな勘定科目別に分けておきたい。


2. 保険や年金の書類をバラバラに保管している

 保険や年金などの書類を送られてきた封筒のままいらないパンフレットとともにバラバラに保管してあるケース。計算に必要な書類が見つけづらくなる。必要な書類以外は捨て、生命保険、地震・火災保険といった形で種類ごとにクリアファイルなどにまとめて収納しておくのが便利だ。年金の場合も確定拠出年金のように国民年金と申告方法がちがう書類がある人は注意したい。


3. 前年の確定申告書類の保管がいいかげん

 前年に確定申告したときの書類(複製)が見つからないケース。申告内容は実際ほとんど前年からの増減がメインになる。前年の書類を参照できると入力漏れをふくめて内容がチェックしやすい。ちなみに白色申告の場合は法定帳簿を7年間、領収書などを5年間保管しなければならない。複製した申告書類とともにボックスファイルなどに入れて保管しておくと便利だ。


4. 締切ギリギリになって書類を集めはじめる

 1~3のすべてをおざなりにして、どこに何をしまったのか、何を記入すればいいのか3月に入ってゼロから探しはじめるケース。経理処理件数が少なくても面倒が倍になる。源泉徴収票や支払調書さえ探す羽目になったのは5年前の私である。最悪、帳票の発行がなかった場合にそなえてこまめに記帳もしておきたい。ふだんから決算を意識した行動をして楽をしよう。

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