パナソニックは現地時間1月8日、米国・ラスベガスにて「CES 2018」の開幕に先駆けてプレスカンファレンスを開催した。
今年、創業100周年を迎えるパナソニックがテーマととして掲げたのは「Combining Digital and Physical Worlds」(デジタルの世界とフィジカルの世界を結びつける)で、特に業務向けビジネスへの取り組みが目立った。
「Connected World」では、Amazonとの協業を発表し車載システムに「Amazon Alexa」を組み込んだシステムを提供する。
有機ELテレビやBDプレーヤーはHDR新規格に対応
コンシューマー向けのAV製品としては、4K有機ELテレビの欧州向けモデルとして「FZ950」「FZ850」の2シリーズを発表。
ハリウッドでもプロダクションに導入され日本で現在発売中のEZ1000/950シリーズの後継にあたるシリーズで、新たに高画質回路の「HCX3プロセッサ」を採用し、3Dルックアップテーブルによる色再現の正確性を追及している。
また、CESとタイミングを合わせて追加のリリースが発表された20世紀フォックス、パナソニック、サムスンの3社によるHDR10にメタデータを付与する拡張規格「HDR10+」技術にも対応している。
「FZ950」のスピーカーには引き続き「Tuned by Technics」のクオリティーで、低音再生能力をさらに強化している。
同じくAV機器の欧州向けのラインナップとして、UltraHD Blu-rayプレーヤーには最上位モデルとしてHDR10+とドルビービジョンのHDR規格に対応した「UB820」、HDR10+対応の「DP-UB420」を初めて発表した。
この連載の記事
-
第27回
AV
血圧計搭載やプロジェクター内蔵、自己発電まで、CESで見つけたスマートウォッチ -
第26回
デジタル
2018年はe-SportsやVRを強化! CESで見たデルのゲーミングPC -
第25回
デジタル
スカーゲン&ケイト・スペード初のスマートウォッチはオリジナル要素が充実 -
第24回
AV
こんなものまで声で操作、CESで発見した音声操作の“意外な家電” -
第23回
デジタル
ついにVRは無線へ VIVEワイヤレスアダプターは遅延気にならず -
第22回
デジタル
セキュリティ専門家・ギャリー・デイビス氏が2018年の脅威を語る -
第22回
AV
独自AIのスマート家電など盛りだくさん CESのLGブースレポート -
第21回
AV
新規格「HDR10+」は2018年にHDRのスタンダードになる! -
第20回
AV
完全ワイヤレスの音切れなくす? 期待のクアルコム新チップ -
第19回
AV
2018年のヘッドフォントレンドをCESから探る、完全独立型や音声操作に注目 -
第18回
AV
ソニーの新完全ワイヤレスイヤフォンからTechnicsのターンテーブルまで、CESのオーディオ製品を総まとめ - この連載の一覧へ