時計としての遊び心 ウォッチフェイスにもこだわり
スマートウォッチの最大の特徴でもある、自由に変更できる文字盤(ウォッチフェイス)を独自にプリインストールしているのも、Q コントロールの特徴でしょう。豊富なデザインはもちろんのこと、カスタマイズできるのもうれしいポイントです。
たとえば最初に設定されているウォッチフェイス「Sport Digital」なら、ダイアルカラー(背景色)、インフォカラー(時間を表す数字の色)などをそれぞれ変更できるだけでなく、背景画像も設定できます。また、3つのウィジェットの表示内容も設定可能。ちなみに、ウォッチフェイスごとに変更できる要素は異なります。
お気に入りのデザインを設定したあとで、さらに色が変えられるのはスマートウォッチならでは。「今日は落ち着いた服装だから、表示は明るい色にしよう」「青いシャツを着ているから、表示も合わせてブルーにしてみるか」などと、好みやコーディネートなどにあわせたカラーリングが可能なのです。
また、Android Wear 2.0で有効になった「アプリの全画面表示」を使ったウォッチフェイスもあります。長短のテキスト、アイコン、メーター、大小のイメージなどを変更できる機能ですが、これをフル活用しているのが「Sail Dial」では、ヨットの船首が時刻、帆先が分、カモメが秒を示し、背景が天候を表すという、とてもユニークなデザインです。
このあたりは「我々は時計ブランドだぜ」というフォッシルの矜持を感じます。おしゃれなだけではなく、ユーザーが好みでカスタマイズできるようにも気を配っているのですね。