さとうなおきの「週刊アジュール」 第9回
「Microsoft Connect 2017」新発表にキャッチアップ、DB・IoT・AI編
“インテリジェントエッジ”を実現する「Azure IoT Edge」、機械翻訳のオンプレ版が利用可能に
2017年11月24日 12時00分更新
Azure IoT Edgeが利用可能に
ここからは、IoT関連サービスのアップデートを紹介していきます。
これまでAzureでは、IoTデバイスからのデータをクラウド側のAzure IoT Hubに送信し、それから、さまざまなAzureサービスを活用してそのデータを処理、分析するための多くの機能を提供してきました。
ですが、IoTデバイスからのインターネット接続が不可能、あるいは不安定な状況も少なくありません。そこで、Microsoftは、今年5月に開催されたBuild 2017カンファレンスで、クラウド側ではなくIoTデバイスの存在するエッジ側で処理を行う「インテリジェントエッジ」と呼ばれる概念、そしてそれを実現するための新サービス「Azure IoT Edge」を発表していました。
そして今回、Azure IoT Edgeのパブリックプレビューがリリースされました。
Azure IoT Edgeでは、IoT Edgeデバイス(Windows、またはLinux)にIoT Edgeランタイムをインストールしておき、その上でDockerコンテナーとして実装される、次のようなIoT Edgeモジュールを実行できます。
- Azure Machine Learning (AI Toolkit for Azure IoT Edge)
- Azure Stream Analytics
- Azure Functions
- Dockerコンテナー内の独自のコード
詳細は、ブログポスト「Azure IoT Edge brings AI and advanced analytics capabilities to the edge」、「Azure IoT Edge open for developers to build for the intelligent edge」、ドキュメントをご覧ください。
Azure Time Series Insights
Azure Time Series Insightsは、IoTデータなどの時系列データを格納、分析、可視化するサービスです。
Azure Time Series Insightsは、今年4月に発表されパブリックプレビューがリリースされていました。今回、Azure Time Series InsightsがGAとなりました。
詳細は、ブログポスト「Microsoft announces the general availability of Azure Time Series Insights」、ドキュメントをご覧ください。
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