第8世代Core i&ペン付きで高性能ながらお買い得な「YOGA 920」がアツい!

文●ジャイアン鈴木 編集●アスキー編集部

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 Lenovo YOGA 920に搭載されているキーボードは非常に上質。YOGA 910の厚さは14.30mm、YOGA 920の厚さは13.95mmと、0.35mm薄型化が図られていますが、キーボードはほとんどたわみを感じず、タイピング音も低く好ましい音質です。かなり強めに叩いても、ペチペチといった高い音は発生しません。

 タッチパッドは実測105×70mmと大型。手前側が全体的に沈むダイビングボード方式が採用されていますが、心地いいクリック感が与えられています。試用中にタッチパッドの操作性に不満を感じることはありませんでした。

 また全モデルに生体認証システムとして指紋認証センサーが搭載されており、Windows Helloによりパスワードを入力せずにロック解除可能です。セキュリティー性はSurfaceシリーズなどで採用されている赤外線カメラを使った顔認証のほうが有利です。しかし赤外線カメラを使った顔認証は、直射日光下で正常に動作しないことがあります。どんな環境下でも確実に動作する指紋認証センサーのほうが個人的には好みです。

84キーの日本語キーボードが採用されています

もちろんバックライト搭載。バックライトの明るさは2段階で調整可能です

キーボード右下にWindows Helloに対応した指紋認証センサーが搭載されています

 同梱のスタイラス「Active Pen」は標準的な使い心地です。新型のSurface Proや最新のiPad Proほどの低描画遅延や傾き検知機能は実現されていませんが、4096段階の筆圧感知機能を備えています。メモ書きや簡単なイラスト、PDFへの注釈の書き込み用途なら十分実用的です。

 ただこのActive Penは単6形電池、ボタン電池(SR527SW)×2と2種類の電池を使用する不思議仕様です。ボタン電池(SR527SW)は入手性が悪いので、単6形電池だけで動作するように改良してほしいですね。

ゆっくり等速度で長い線を描くと1~2cmぐらいペン先から描線が遅れますが、文字を書いたりするときには気になりません

ボタン電池(SR527SW)は近所の電気屋には売っていませんでした。大型家電量販店や通販サイトで入手しましょう