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SalesforceのソフトとAdobe Signが連携、新機能拡充

2017年11月10日 18時00分更新

文● ラッキー橋本/ASCII

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 アドビ システムズは11月8日、11月6〜9日にサンフランシスコで開催されたSalesforceの年次イベント「Dreamforce 2017」で公開した電子サインソリューション「Adobe Sign」とSalesforceとの新たな連携機能について、ブログ内で説明した。

 Adobe SignとSalesforceの連携により、Salesforceを利用するユーザーの電子メール内に、Adobe Signを直接組み込めるようになり、Salesforce CPQとの連携やSalesforce Community Cloudへの追加も可能になるという。

 今回拡充された連携機能でできることは以下のとおり。

 1:契約書などの重要なドキュメントをSalesforce CPQ内で作成し、Adobe Signを通じて送信可能。なお、Adobe Signはユーザーのプリセット署名プロセス/ワークフローを自動的に採用する。

 2:Salesforceの連携機能を使用することで、自身が利用する電子メールのクライアントにAdobe Signを追加できる。

 3:顧客、関係者、パートナー、従業員は今後、Salesforce Community Cloudのポータル内で直接ドキュメントに署名できる。

 さらに新機能によってSalesforceを利用しているアドビユーザーに対し、ドキュメントのプロセスと署名を自動化できるようになった。

 これにより、既存のSalesforceでのワークフローから、署名用のドキュメントを直接相手先に送信でき、受信者は居場所や使用デバイスに関わらず、数クリックでドキュメントに署名できるという。

 新機能に関する詳細は以下のとおり。

 電子メールから直接操作:Adobe SignがSalesforce Lightningコンポーネントを採用することで、GmailとMicrosoft Outlook内から直接、契約書の電子サインを管理可能。またこれらのメール受信ボックス内にあるパネルにAdobe Signが追加され、電子メール内の契約書と紐づいているSalesforce内に保管されている合意書が表示される。

 Salesforce Community Cloudポータルからの電子サイン:企業はSalesforce Community Cloudポータルを使用して、電子サインの機能を追加可能。これによりポータルの利用者であれば誰でも直接契約書に署名でき、契約書に記載された電子メールアドレスを個別に探し出す必要がなくなる。また署名したドキュメントについては、Salesforce内のチームに自動的に転送される。

Adobe Signの契約テンプレートがSalesforce CPQに対応:Salesforce CPQから契約書を作成および管理でき、それをSalesforce内のAdobe Signからシームレスに相手先へ送信可能。契約テンプレートによって、セールス部門はワークフローやポリシーを容易に検証できるほか、セキュリティーオプションも追加される。

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