日立製作所と日立産業制御ソリューションズは10月30日、防犯・監視用ネットワークカメラおよびネットワークデジタルレコーダー「Fine Vision XD-Eシリーズ」8機種発表した。
同社によると、近年カメラは企業や公共施設における防犯・監視としての導入が進んでいるほか、マーケティングや工場における生産性改善などの用途としても活用されるようになっているという。
しかし、いずれも被写体や動作を過去データから抽出・比較するため、高画質・高精細な映像データが求められ、データが大きくなるため、伝送時のネットワーク負荷の増大やデータ保管容量の拡張にともなうコストの増加が課題にあると述べている。
今回発表した製品は、フルHDで撮影した映像データを新しい動画圧縮の規格H.265と日立独自の復元技術で従来のH.264と比べて、最大66%のデータ量を削減しながらも高画質を保持して表示できるという。
これにより、ネットワークの負荷とデータ保管コストの低減が図れるとしている。12月中旬から順次発売で、ラインアップは以下のとおり。
「DI-CB520」 ネットワークカメラ(屋内ボックス型)
「DI-CD520」 ネットワークカメラ(屋内ドーム型)
「DI-CS520」 レンズ交換型ネットワークカメラ(屋内ボックス型)(レンズ別売)
「DI-CF590」 全方位ネットワークカメラ(屋内全方位型)
「DS-NR1000」 ネットワークデジタルレコーダー(2TB HDD搭載)
「DS-NR2000」 ネットワークデジタルレコーダー(4TB HDD搭載)
「DS-NR3000 」ネットワークデジタルレコーダー(6TB HDD搭載)
「DS-NR4000 」ネットワークデジタルレコーダー(8TB HDD搭載)