最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第193回
ZenFone 4、Moto Z2 Play、HUAWEI P10 lite、SIMフリーの人気モデルをまとめて比較
2017年10月30日 12時00分更新
SIMフリースマホのなかでも、今回は比較的ハイスペックな機種を中心に集めた。はたしてコストパフォーマンスが良いと言えるのか? 第1回の今回はスペックと料金をチェック!
SIMフリーでもCPUは8コア メモリーは3GB以上が当たり前
今回から4回に渡って比較するのは、SIMフリースマホの中でも比較的ハイスペックなモデル2機種に、税抜2万円台でそのコストパフォーマンスの高さから一番人気になっているモデルの計3台だ。
まずは簡単な各機種の紹介から。
●ASUS「ZenFone 4」
デュアルレンズカメラを全機搭載するなど、今年のZenFone 4シリーズはカメラを大プッシュ。6GBメモリーの搭載をはじめ、スペックの高さも注目の一台。さらに上位に光学2倍ズームのデュアルカメラになった「ZenFone 4 Pro」もある。
●モトローラ「Moto Z2 Play」
背面に追加するオプション「Moto Mods」で機能拡張ができる、モトローラのフラグシップ機「Moto Z」シリーズの2世代目モデル。極薄デザインや軽快な動作もアピ―ル。SIMフリースマホのなかでも独自性が強い個性派だ。
●ファーウェイ「HUAWEI P10 lite」
税抜2万円台のミドルクラスの端末ながら、美しいデザインに省エネ、カメラも含めたバランスの良さがウリ。そのコストパフォーマンスの高さから、SIMフリースマホの中でもボリューム的にはトップクラスの1台だ。
主なスペックを見ると以下のとおり。
ZenFone 4 | Moto Z2 Play | HUAWEI P10 lite | |
---|---|---|---|
メーカー | ASUS | モトローラ | ファーウェイ |
本体サイズ |
約75.2×155.4 ×7.5mm |
約76.2×156.2 ×5.99mm |
約72×146.5 ×7.2mm |
重量 | 約165g | 約145g | 約146g |
画面サイズ | 5.5型 | 5.5型 | 5.2型 |
画面解像度 | 1080×1920ドット | 1080×1920ドット | 1080×1920ドット |
OS | Android 7.1.1 | Android 7.1.1 | Android 7.0 |
CPU |
2.2GHz (8コア) |
2.2GHz (8コア) |
2.1GHz+1.7GHz (8コア) |
ROM/RAM | 64GB/6GB | 64GB/4GB | 32GB/3GB |
メモリーカード |
microSDXC (2TB) |
microSDXC (2TB) |
microSDXC (128GB) |
国内4G対応バンド |
1/3/8/18 /19/28/41 |
1/3/8/19/28/41 |
1/3/8/18 /19/28/41 |
キャリアアグリゲーション | ○ | ○ | ○ |
VoLTE対応 | ○ | △ | ○ |
連続通話時間 | 1740分(LTE) | 1080分(3G) | 1260分(LTE) |
無線LAN |
IEEE802.11ac (2.4/5GHz対応) |
IEEE802.11n (2.4/5GHz対応) |
IEEE802.11ac (2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | 1200+800万画素 | 1200万画素 | 1200万画素 |
インカメラ | 800万画素 | 500万画素 | 800万画素 |
防水/防塵 | ×/× | ×/× | ×/× |
ワンセグ | × | × | × |
フルセグ | × | × | × |
FeliCa | × | × | × |
赤外線通信 | × | × | × |
NFC | ○ | ○ | × |
Bluetooth | 5.0 | 4.2 | 4.1 |
MHL(HDMI) | × | × | × |
Miracast | × | ○ | ○ |
SIM形状 | nanoSIM×2 | nanoSIM×2 | nanoSIM×2 |
バッテリー容量 | 3300mAh | 3000mAh | 3000mAh |
Qi | × | × | × |
生体認証 | 指紋 | 指紋 | 指紋 |
USB端子 | Type-C | Type-C | microUSB |
カラバリ | ミッドナイトブラック、ムーンライトホワイト | ルナグレー、ファインゴールド、ニンバス | サファイアブルー、パールホワイト、ミッドナイトブラック、プラチナゴールド、サクラピンク(UQ mobile限定) |
今回の3機種は比較的性能が高いだけに、多少操作しただけでもその快適さが感じられる。スペックを見ても3機種とも実際のCPUこそ違うが、8コアで並び、ZenFone 4はメモリー(RAM)が6GB、Moto Z2 Playが4GB、HUAWEI P10 liteでも3GBを搭載する。
LTE対応バンドを見るとZenFone 4、HUAWEI P10 liteは(800MHz帯を含む)auネットワークにも対応するなどやや有利か。Moto Z2 Playはベータ版ではあるものの、ドコモを含むVoLTEでの通話に対応している。
カメラについては3機種ともインカメラも含めて高画素。ZenFone 4はデュアルカメラなので2つの画素数を表記している。防水・防塵をはじめとしたいわゆる国内ユーザー向け機能は基本非対応。
3機種ともnanoSIMが2枚装着できるが、ZenFone 4とMoto Z2 PlayがDSDSに対応。なおUSB端子もこの2機種がType-C。バッテリーはZenFone 4が3300mAhと大きいが、他の2機種も3000mAhと十分な数値。3機種とも指紋センサーを搭載する。
結果、スペックだけの比較ならZenFone 4が上、次にMoto Z2 Play、そしてHUAWEI P10 liteという順だろう。
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