スマートキャンプは10月13日、ブロックチェーン技術活用のシングルサインオン「BoID(ボイド)」を11月下旬にリリースすると発表した。
近年、SaaSを導入検討する企業が非常に増えており、富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2016 年版」の調査では、SaaS市場がさらに拡大すると予測されている。
今後、企業におけるSaaSの導入が進むと同時に、複数のID/PASSの管理が必要になり、またシャドーITのまん延による情報漏えいリスクが高まっているという企業課題を解決すべく、今回のBoIDの開発・提供にいたった。
BoIDを導入することで、勤怠管理、会計ソフト、SFA、CRMといった、企業内で利用しているSaaSのID/PASSを一括管理できるようになる。また、導入しているSaaSのアクティブ率を可視化する機能、ボクシルで蓄積したデータを元に最適なSaaSをレコメンドする機能などを提供することで、企業におけるSaaS導入・活用の最適化を支援する。
BoIDはブロックチェーン技術を採用し、イーサリアムをベースにログ管理する。将来的には「Filecoin」や「Storj」のように暗号化されたデータを分散させ、強固なセキュリティーを安価に提供できるようになるという。さらにAdonationを通じて、サービスの利用頻度に応じて収益の一部が慈善団体へ寄付されるという取り組みも実施する予定だという。
事前登録を開始しており、今後のアップデート情報については、順次事前登録ユーザーへ優先的に公開する予定。