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アスクルは増収減益、業績回復の地固めへ…LOHACOは回復傾向

2017年09月14日 22時50分更新

記事提供:通販通信

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アスクル(株)が14日発表した2018年5月期第1四半期(5~8月)連結決算は、売上高が前年同期比0.6%増の810億6500万円、営業利益が同5%減の11億5500万円、純利益が同14.1%減の5億5400万円となった。

マーケットプレイス出店者数が約100ストアに拡大

 売上高はBtoB事業では同3%増だったが、「LOHACO」の出荷量制限や火災の影響による取扱商品の減少で、「LOHACO」で同17.5%減となり、全体では微増となった。営業利益は「AVC日高」などの新設物流センターでの物流変動日が増加していることなどから、5%減となった。

 BtoB事業では、店舗で利用される日用消耗品、オフィスで利用される飲料などの生活用品、工場などで利用される消耗品(MRO商材)、医療・介護施設向けの商材などが好調だった。売上高は同3%増の716億2300万円だった。

 「LOHACO」の売上高は、同17.5%減の80億7500万円。減収となったが、「AVC日高」の稼働開始などで、順調に回復している。新たな収益源と見込んでいる「マーケットプレイス」では、出店者数が約100ストアに拡大した。

 アスクルは、19年5月期で業績がV字回復することを目指し、今期を物流センター「ASKUL Logi PARK首都圏」の火災事故から完全復活する「基礎固めの年」と位置づけている。今期は商品出荷能力の回復・効率化を目指し、「AVC日高」の本格稼働と「AVC関西」の稼働を開始する。「LOHACO」はサービスレベルを正常化し、10月からは大型の販促活動をスタートする。

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