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文字認識ができるOCR機能が好評

Adobe Scanのユーザー交えて活用術と課題をテーマに座談会

2017年09月07日 13時15分更新

文● ラッキー橋本/ASCII

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 アドビシステムズはAdobe Document Cloud Japan内のブログにて、iOS、Android対応の無料スキャンアプリ「Adobe Scan」のユーザー5名を交えて7月29日に開催された座談会の内容を紹介した。

 座談会のテーマは「Adobe Scanの活用方法と課題」で、ユーザーがどういった場面でスキャンツールを活用しているのか、そしてAdobe Scanになにを求めているかという点に着目しながら、良い点、悪い点も含めて率直な意見を交換したという。

 プライベートにおけるスキャンツールの利用は「焼き増し料金の節約術として家族との記念写真をスキャン、プリントアウトして親戚に配る」、「雑誌の気になるページだけスキャンしてクラウドで保存し、移動中などの時間で楽しむ」などといった活用術が紹介された。

 ビジネス面では、プレゼン資料や手書きのメモ、関連資料を複合機でスキャンしてまとめて保存する整理術や、打ち合わせ時に使うカタログをその場でスキャンして会社の同僚に見積もり依頼をするなどの業務効率アップ術が紹介された。

 特にスキャンしたデータの文字認識ができるOCR機能については「名刺からアドレスや役職をコピペできるので入力の手間が省け、さらに誤入力がなくなるので助かる」との声が上がった。

 一方で改善点としては「スキャンしたデータが自動的に保存されない」「アプリ全体のUIが分かりづらい」「使い方マニュアルやハウツー情報が少ない」などといった意見が寄せられた。

 今後同社は寄せられた意見に応えるため、順次必要なコンテンツをブログにて紹介していく予定だという。

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