早稲田大学は「世界電子政府進捗度」の2017年度版を発表した。日本は世界第4位となっている。
これは早稲田大学電子政府自治体研究所が毎年発表している電子政府の世界ランキングで、国連調査と並ぶ世界の電子政府ランキングとして評価されている。これはネットワーク・インフラや行政管理の最適化、オンラインサービスなど10項目の指標および多岐の詳細指標を調査した総合ランキング。1位はシンガポール、2位はデンマーク、3位の米国に次いで日本は4位となり、エストニア、カナダ、ニュージーランドなどが続く。
指標別に見ると、行政管理の最適化などでは日本は上位にいるものの、オープン政府(OGE)や電子参加(EPAR)では順位が低い。早稲田大学電子政府自治体研究所では、電子申請なども役所に出向いて申請させるなどの遅れた行政をいちはやく中止し、ソフトやサービス、人材面の改善を進めることを提言している。