小さくても安定したホバリング力
CX-OF本体下部中央には、本機の最大の特徴でもあるOptical Flow Sensorと呼ばれる高度管理のためのセンサーが設置されている。
Optical Flow Sensorは、飛行中に外界の環境を感知して、できる限りCX-OFドローンを一定高度に保つホバリングの働きをサポートする仕組みだ。
Optical Flow Sensorは明るい場所やドローンの下側にさまざまな雑多なモノがある環境でより良い性能を発揮するように作られているので、Optical Flow Sensorの働きがイマイチの場合は、室内なら照明を点けるとか、整理されていなくて床にモノがたくさん散乱している筆者の部屋のような悪習慣をつけると良いかもしれない。
筆者宅ではごく普通の単調な模様のフローリング床からの離陸も問題なく、極めてOptical Flow Sensorが頑張っていたという印象だ。
上の動画は、ホバリング中に指先で強めにつついてみた様子。Optical Flow Sensorの機能により自力で元の位置に戻ろうとする。
4つの足の根元に付いた赤と青のLEDライトがOptical Flow Sensorの動作状況を示している。
この映像は、安定したホバリングの間に操縦用のHUAWEI P-10 Plusをテーブル上に置いて、もう1台のスマホであるGalaxy S8+を持って動画撮影を行なったものだ。このことからもCX-OFの極めて安定したホバリングの実力が理解できるだろう。
ボタン1発で宙返りもカンタン!
CX-OFアプリの起動画面。Wi-Fi接続がまだされていない
さて、今回のCX-OFも一般的なドローンと同様、付属のトランスミッターを使わずにスマホでコントロールするためには専用アプリである「CX-OF」のダウンロードが必要だ。
今回も筆者は「iPhone 7 Plus」と「HUAWEI P10 Plus」の両方で試してみたが、いずれも問題なくCX-OFの飛行は成功した。
CX-OFの電源を入れ、スマホ側でWi-Fi設定を選択、CX-OF-XXXXXXというドローンを接続すればWi-Fi設定は終了だ
CX-OFアプリの初期画面で右下のWi-Fi接続が緑色に変化し、スマホとCX-OFがWi-Fi接続されたことを示している。あとは離陸だ
導入後、充電済のCX-OFドローンの電源を入れ、アプリを起動してWi-Fi設定画面で自分の「CX-OF-XXXXXX」が見つかれば、後は接続するだけだ。これでスマホを使ってCX-OFを操縦できる。トップページから「フリーフライト」を選択すると表示される操縦画面は極めてシンプルだ。
左側のコントローラーでは上昇・下降と左右の回転。右側のコントローラーで前進・後退、右移動・左移動を行なう。
スマホでの操縦画面は比較的一般的なデザインだが、最上段に並んだ機能がなかなかユニークだ。赤い「!」マークは緊急着陸ボタン。超初心者には心強い
そのほか、RX-OFアプリにはワンタッチ離陸やワンタッチ着陸、緊急着陸等の便利なショートカット操作系が充実しており、ドローン初心者でも慌てること無く離着陸が可能となっている。
アプリ内のフリーフライト画面の最上段には、静止画・動画の撮影開始/終了ボタンや、スマホ本体を前後左右に傾けて操縦するグラビティコントロール機能の選択、CX-OFの3段階のスピードモード設定、ワンプッシュ宙返りや曲芸飛行がワンボタンでできるメニューが並んでいる。
上の動画は我が家のリビングの角の極めた限られた空間でCX-OFをワンタッチの宙返り飛行をさせてみたもの。
筆者が操縦して、まったく慣れていない家族が撮影。打ち合わせなしの一発撮影なので、操縦の予想が立たず、カメラの追随が悪いが、それでもCX-OFそのモノの飛行は筆者が買ったどのドローンよりも素晴らしく安定している。
筆者はまったくの素人だが、操縦がうまくなった気がしてしまう。極めて楽しいドローンだ。

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