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アスクル・ヤフーら22社・団体、緊急災害対応団体「SEMA」設立

2017年09月01日 08時03分更新

記事提供:通販通信

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アスクル(株)は8月31日、ヤフー(株)ら民間企業16社・NPO6団体と共同で、緊急災害対応アライアンス「SEMA(シーマ)」(SEMA:Social Emergency Management Allianceの略)を設立した。

通販関連企業が災害時の物資・サービスをワンストップで支援

 「SEMA」は、日本国内での大規模自然災害発生時に、民間企業とNPOの連携により企業が持つ物資・サービスなどの支援をワンストップで提供することを目的とした団体。自然災害が日本社会や被災者に与えるインパクトを最小限に食い止め、早期復興を促すことを目指して設立された。「SEMA」では、平時から加盟企業・団体が持つ物資・サービスなどをリストとして集約。災害発生時には、そのリストをもとに各社が行う支援をパッケージ化し、迅速に被災地に届ける。また、公共機関との連携を図り、支援の漏れや無駄を減らして被災自治体の負担を軽減する。

 被災地での情報収集は、東日本大震災などでも活動実績があるNPO法人アジアパシフィックアライアンス・ジャパンなど6つのNPOが主に担当。円滑な情報収集や被災者の確認を行い、ニーズに沿った物資の提供が行えるよう体制を整える。

菅内閣官房長官「大変心強い」

 SEMA設立にあたり、内閣官房長官の菅義偉氏は「政府では、熊本地震における教訓を踏まえ、支援物資の効率的な輸送や避難所運営における関係者の連携強化などの課題に取り組んでいるところです。民間の皆様が政府と問題意識を共有して、これらの課題に主体的に取り組んでいただけることを、私どもとしても、大変心強く思っています。政府としても、こうした民間の皆様との連携を強め、『自助』『共助』『公助』による取り組みを進めていきたいと考えております(略)」と、応援メッセージを寄せた。

 「SEMA」の加盟民間企業と提供予定物資、およびサービスは次の通り。

・アスクル:飲料水や食品、ティッシュペーパーやトイレットペーパー、その他衛生用品などの生活必需品

・FSX:抗ウイルス・抗菌・防臭機能をもったおしぼり、大判サイズの「VBケアボディ」、天然アロマオイルを配合した「Aroma Premium」おしぼり

・オイシックスドット大地:野菜ジュース「Vegeel(ベジール)」など

・キリン:「アルカリイオンの水」や「Volvic(ボルヴィック)」などのミネラルウォーター、「生茶」などの清涼飲料

・グンゼ:こどもから高齢者までの肌着やソックス、エコノミークラス症候群を予防する弾性ストッキングなど

・サラヤ:速乾性手指消毒剤「ウィル・ステラVH」、アルコール含浸不織布「アルコール除菌ワイパー」、全身清拭ぬれタオル「おふろですよ」などの衛生関連製品

・JGマーケティング:クラウドファンディングプラットフォーム「ジャパンギビング」での災害支援活動団体へのサポート

・Johnson & Johnson日本法人グループ:薬用マウスウォッシュ「リステリン」などの衛生関連製品

・スターフェスティバル:弁当や飲料などの食料品

・スノーピーク:テント、シェルター、マット、アパレル、LEDライトなどのアウトドア用品

・西濃運輸:支援物資を一時集積する拠点の提供

・西武プロパティーズ:東京ガーデンテラス紀尾井町・紀尾井タワー内に開設予定の対策本部開設への支援活動

・ソフトバンク:携帯電話、タブレット端末およびモバイルWi-Fiルーターの無償貸出、避難所への人型ロボット「Pepper」の派遣

・ハート引越センター:救援物資輸送のための物流サポート

・ファミリーマート:飲料水、おむすび、パン、加工食品・菓子などの食品およびトイレットペーパーなどの日用品

・三井化学:エア・ざぶとん、非常用水運搬袋、ブルーシート、ウレタンマットレスなど

・ヤフー:Yahoo! JAPAN各種サービスを通じた情報発信、事務局機能および災害対策本部拠点の提供

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