NTTデータは、海外のグループ会社を含めた全社でブロックチェーンの活用を推進するチームを発足した。
推進チームでは、NTTデータグループが金融・公共・製造などのさまざまな業界で蓄積しているブロックチェーンのノウハウを集約し、進歩し続ける技術動向を取り込んみ、カタログとして発信する。
ブロックチェーンの特性に沿って、導入効果や実現までの期間、費用感のほか、単位時間当たりの処理規模、ネットワーク構成、サービスレベル、セキュリティーなどの分析も実施。
ユーザーがビジネスへの適用を効率よく検討できるように、プラットフォームを整備し、技術検証をしていくという。
また、ユーザーのビジネス検討を推進するコンサルタント、技術の選択やアプリケーションの実装・評価をするエンジニアなど、グループ内でブロックチェーン関連のプロを育成するトレーニングコースも設置する。
さらに、同社の開発環境である統合開発クラウドやパブリッククラウドで、Hyperledger ProjectやEthereumといったプラットフォームも整備する。
今後同社は、2019年度末までに100件以上のブロックチェーンを活用したビジネスの検討を目指していくとする。