FieldAnalyst連携で実現する「攻め」の監視カメラ活用
これまでは監視カメラの利用で典型的な防犯や見守りといった用途を見てきたが、今後は宿泊施設や飲食店、小売り店舗での「おもてなし対応」でもビデオマネジメントシステム導入セットは威力を発揮する。
たとえば、顔認証を活用することで、VIPなお客様が来店したらいち早く個別のエスコートを行なったり、商業施設などでは混雑時の誘導や迷子の発見などにも効果を発揮する。最大で48台のカメラに対応できるVMSであれば、広い施設でも一手にカバーできる。少ない従業員でも効率的に顧客を誘導し、顧客満足度を向上させることが可能だ。
また、映像からリアルタイムに年齢や性別を識別できるFieldAnalystをオプションとして追加すれば、マーケティングの用途でも監視カメラが有効活用できる。「FieldAnalystオプション for Gate」では来店者の属性を推測・集計したり、入場者・退場者などをカウントできるので、店舗の客層分析やイベントの効果測定などが実現する。デジタルサイネージ用の「FieldAnalystオプション for Signage」であれば、サイネージを見た人の性別や年齢、サイネージとの距離や閲覧時間をチェックし、興味度や効果を測定することも可能だ。
溜め込むだけだった映像を有効活用できる現実的な選択肢
監視カメラのシステムは、単に映像を撮影するだけ、溜め込むだけでは価値につながらない。しかし、ビデオマネジメントシステム導入セットであれば、撮影した映像をさまざまな形で有効活用する現実的なソリューションを提供するため、特に、今まで監視カメラの活用をあきらめていた中堅・中小企業にとっては大いに期待できる。
従来、こうした映像監視のシステムはコストや構築・運用の負荷が高かったが、ビデオマネジメントシステム導入セットでは必要なハードウェア・ソフトウェアがワンパッケージ化されたことで、スモールスタートしやすくなり、導入の敷居は大きく下がった。そして、投資対効果という観点においてもビデオマネジメントシステム導入セットは現実的だ。従来型の監視カメラの用途だけであれば、システムの投資対効果を得るのは難しいが、おもてなし対応のような「攻め」の用途と組み合わせることで、システムの活用範囲は拡がり、投資対効果の面でも期待ができるはずだ。監視カメラの有効活用を考えているユーザーであれば、ぜひ導入を検討してもらいたい。
※本製品によりカメラ撮影した特定の個人を識別できる画像データは個人情報に該当します。プライバシーに配慮するとともに、個人情報保護法その他の法令および規則、ガイドラインなどに沿ってご利用ください。
(提供:NEC)