ゲーミングPCでテラバイト級の高速ストレージが欲しいなら
HDD+Optane Memoryは良い選択
筆者はOptane Memoryを先行レビューした際は、セットアップが面倒なこともあり、非常に微妙な印象しかなかった。だが今回ゲーミングPC用のテラバイト級のストレージという用途でOptane Memoryを使ってみて、ゲームの容量と録画データの肥大化に悩んでいるユーザーにはかなり使えるソリューションだと感じた。
今回試したOptane Memoryは16GBと容量の少ない方のモデルだったが、4つのゲームを順繰りに起動し、OS再起動を挟んでも効果が得られることが確認できたのがなにより大きい。
いつ、どんな状態でも速いSSDには負けるのは確かだが、決まったアプリやゲームを起動することの多い人なら、Optane Memoryはかなり強力な助っ人となることだろう。
Optane Memoryと組み合わせるX299マザーは
プレイ動画配信に適した機能を有するGIGABYTE製がベスト
Optane Memoryはベストバイというより、マストバイだ。それではそのOptane Memoryを取り付けるマザーボードは、どれがいいのだろうか? それは、今回検証で使用したGIGABYTE「X299 AORUS GAMING 3」がやはりベストバイとなる。
オンラインゲームと動画配信に欠かせないネットワーク機能は、安定性に定評があるインテル製ギガビットLANを採用。しかも、混雑したLAN環境での応答性を向上させるネットワークトラフィック管理アプリケーション「cFosSpeed」を備えている。
ほかにも、PCI Expressスロットの剛性を高める「Ultra Durable PCIe Armor」が重量級のビデオカードをガッチリと保持するなど、ゲーマーが必要とする機能を満載している。そして、Optane Memoryを正式サポートしているのも大きなポイントだ。
次世代のユーチューバーやゲーム実況者を目指す人は、X299マザーとOptane Memoryで超高画質ゲーム録画PCを構築し、ゲームをプレイしながらストレスなく同時録画できる環境を手に入れよう。
Optane Memoryを使えば、ゲームのロード時間も短縮できるので、ゲームロード中に視聴者を待たせたり、実況者が雑談で場をつなぐことも減少するはずだ。