ふだんはサッとこなしがちなスマホ撮影も、ちょっとの手間やコツで見違えるような仕上がりに! ライター・カメラマンさんの林 佑樹さんが、スマホ撮影の基本からコツ、便利な小技までご紹介します。
光線の向きを確認して逆光じゃ半逆光に
これだけでお手軽に印象深い写真に
iPhoneで印象的な写真を撮りたい場合、意識しておくといいのが光線の向きだ。いくつかのお約束はあるが、お手軽かつ効果がわかりやすいものは逆光と半逆光。旅先での写真も太陽の位置を少し意識するだけでよく、かつ試していくと奥の深さもありとオススメだ。
まずは逆光。iPhoneの場合は明るい部分が画像の大半を占めるケースが多いため、空などを撮影した場合は人や建物は真っ暗になる。キレイな夕焼けにアクセントとして人を入れるというのはよく見るが、お手軽に印象深い絵になる。
また、状況によっては下の写真のようにエッジを光らせてみるのもいい。木の葉などがやりやすく、うまく太陽光が隠れるようにするとキレイに決まりやすい。iPhone 7 Plusの場合は広角よりも望遠のほうがラクなので、構図を決めつつ変更するといいだろう。
次に半逆光だ。これは屋外だけでなく、屋内撮影でもお手軽だ。真ん前に光源を置くのではなく、少し左右に動かした状態にすると質感が出やすく、かつ雰囲気もよくなるというもの。時間による太陽位置の変化でよく目にしているため、当たり前すぎて気がつかないものだが、観察し直してみると発見が多いハズ。
著者紹介:林 佑樹
ライター・カメラマン。ライター方面は、PCやスマホ、ゲーム、ソフトウェアなどを得意としつつ、液浸冷却も嗜む。カメラマンとしては、研究施設の撮影が大好きで、業務ではポートレートやTV番組のスチルなどが多い。
使用機材はソニー「α7R II」。使用率が高いのはiPhoneのアウトカメラ。年2回、研究施設を撮影した写真集をコミケで領布している。コミックマーケット92は3日目東2T-15bツインテ(https://webcatalog-free.circle.ms/Circle/13300407)で、粒子加速器の写真集です。
この連載の記事
-
第18回
スマホ
iOS 11で刷新 iPhoneカメラのフィルターの使い勝手がいい -
第17回
スマホ
新iPhoneに機種変する前に写真をバックアップしよう -
第16回
スマホ
iPhoneで撮影した旅行写真を配るならiCloudで共有するのがラク -
第15回
スマホ
車や電車から撮影するならiPhoneを窓にペッタリくっつけよう -
第14回
スマホ
iPhone用三脚は夏のお出かけ時の動画撮影に役立つ -
第12回
スマホ
iPhoneで撮影した天地逆の動画を回転させたいときはiMovieだ! -
第11回
スマホ
iPhoneで効果的な“飯テロ写真”撮影のためにLEDライトを使う -
第10回
スマホ
iPhoneの写真はグリッドを使うだけで落ち着きアップ -
第9回
スマホ
iPhoneで自撮りをしたら色かぶり補正してから加工アプリを使おう -
第8回
スマホ
iPhoneで撮影した写真の検索は地図や日時からがラク - この連載の一覧へ