付属のバッテリー駆動可能でアウトドアでもバッチリ
超楽しい!コストコ専売のBenQポータブルLEDプロジェクター 「GS1」で「さまざまな楽しみ」を実験
2017年07月21日 11時00分更新
プロジェクターというと、会議のときのプレゼン資料を投影したり、リビングで映画を大画面で鑑賞したりする据え置きタイプのイメージが強い。しかし、最近はポータブルプロジェクターも増えてきており、ビジネス用途はもちろん、手軽に持ち運んでさまざまな場所で利用することができるようになった。今回紹介するBenQの「GS1」は、アウトドアでも使っちゃおうというポータブルプロジェクターで、付属のバッテリーで駆動できるのが特徴だ。
バッテリー駆動でも十分な明るさ
「GS1」は、幅146×奥行き139.2×高さ46.5mmとフットプリントはおおよそCDケース大で、手のひらにも載せられるサイズ。重さは約570gで、AC電源と一緒に持ち運んでも、さほど苦にならない。
最大の特徴は、アウトドアでの利用を考慮した設計になっていること。1万6000mAhのポータブルバッテリーが付属し、簡単に着脱が可能。最大3時間駆動できるので、映画1本分は余裕で見られる計算だ。装着時は約400g重くなるが、電源のない場所で利用できるメリットはかなり大きい。
さらに、ポータブルバッテリーを装着した状態で取り付けるラバーケースにより、アウトドアシーンでの利用時に本体の保護が可能。防滴仕様でもあるので、水辺での利用も安心だ。
映像は、DLP方式を採用し解像度は720p(1280×720ドット)で、入力信号は最大1920×1200ドットまで大丈夫。LED光源の採用により、3秒ほどで起動し、発熱量も少ないので、本体はそんなに熱くはならない。終了時も電源を切れば、冷却用ファンが回り続けることもなく、すぐに片付けられる。
輝度は300ルーメンと、数値だけ見ると据え置きタイプに比べれば低いが、実際に使用するとそう感じさせないほど、明るくて見やすい。外での利用なら夕暮れ程度の明るさでもかなり鮮明に見える。コントラスト比は10万:1。画面サイズは30インチから100インチで、投影距離は0.5~1.8m程度。縦自動台形補正の機能もあるので、設置は極めてカンタンだ。
この製品のもう1つの特徴が、Android OSを内蔵していること。起動するとAndroid OSの画面になり、利用できるアプリは限定されているが、Wi-Fi接続によりYouTubeの動画が直接見られ、ゲームもこの製品単体でできる。Androidスマホがあれば、Bluetoothによるミラー接続が可能で、スマホの画面をワイヤレスで表示ができる。BenQが提供するアプリを使っても同様のことが可能だ。
Bluetoothは、スピーカーやヘッドホン、キーボードなどを接続でき、キーボードはWi-Fi設定時など文字入力する際に役立つ。背面には、USB2.0と3.0端子が1つずつ、HDMI 1.4が1つ備わり、USBメモリーを直接挿して、写真や動画などを閲覧できる。