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本体重量わずか95gのゲーミングマウス「HyperX Pulsefire FPS」レビュー

2017年06月28日 12時00分更新

文● 加藤 勝明 編集●北村/ASCII編集部

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FPS向けキーボード「HyperX Alloy FPS」もチェック

 今回送付されてきた箱の中にはHyperXブランドのFPS向けゲーミングキーボード「HyperX Alloy FPS」も入っていた。キーボード好きの筆者としてはレビューしないわけにはいかない。

テンキー付きUS配列のシンプルなゲーミングキーボード「HyperX Alloy FPS」。写真で分かる通りベースがキーの根元ギリギリまで切り詰められているため、フットプリントはかなり小さい。実売価格は1万4000円前後だ

 HyperX Alloy FPSはアルミ合金製のフレームにCherry MXキー(軸色は赤・青・茶の3種類のいずれか)を実装した今流行のフローティングタイプの製品。一見ありふれたデザインのように見えるが、幅約441.65mm、奥行き約129.38mmとフットプリントを小さくまとめてあるのが特徴だ。

 製品にはメッシュトラベルポーチも同梱されており、LANパーティーなどにマイキーボードを持ち込むようなゲーマーをターゲットにした製品だ。

同梱のポーチに入れたところ

キーはいわゆるCherry プロファイルで、ベースそのものに緩やかな傾斜が付けられているので打ちやすい

今回テストしたのはクリック音が出るCherry MX青軸スイッチ採用モデルだった。上側にキーバックライト用LEDの頭が見える

 キーバックライトはHyperXブランド共通の赤色で、特殊加工された赤いキーキャップが8つ同梱される。USBの二股ケーブル(PC本体側)を使うことで、キーボード側に充電用のUSBポートを1基備えるというのがやや目をひく。

 HyperX Pulsefire FPSと同様にマクロ機能を持たないため、こちらもPCを問わず接続すればすぐに使える。もちろんNキーロールオーバー対応やポーリングレート1000Hz、Winキー無効化といったゲーミングキーボードに必要な機能やスペックはすべて備わっている。

 惜しむらくはキー配列がUS配列、Enterが横長であることだ。筆者はむしろこれじゃないと困るタイプなので問題なかったが、「@」キーが独立してないと困る人とか、縦長のISO Enterキーでないと嫌な人には合わないと思われる。ただこの辺は慣れの問題もあるのでぜひ触って判断してもらいたい。

FPSの武器チェンジで多用する1~4のキーと、WASDのキーは同梱の赤いキートップに交換できる(左下がキー引き抜き器)。WASDキーは表面に滑り止めのようなパターンがあるので、手触りだけで見つけられるようになる

キーバックライトは赤一色。フローティングタイプなので暗くするとキーボードそのものシルエットが浮かび上がるのがカッコ良い

発光パターンは全点灯・全消灯・ゆっくり点滅・トリガー(押したキーが点灯)・ウェーブ(左)、爆発の5種類。さらに自分で光るキーを指定できるカスタムモード1種(右図)を備える。輝度は5段階に調整が可能だ

機能はシンプルだが作りは良好

 今回試したHyperXブランドのゲーミングデバイスは、高機能やスペックよりも取り回しの楽さを重視した製品だ。どちらの製品もマクロ機能やボタンカスタム機能は一切備わっていないが、PCに余計なドライバーなどを組み込まなくてよい(そもそも外部ツールやマクロが禁止されているゲームもある)ため、差せば使えるようになっているのはありがたい。

 キーボード「HyperX Alloy FPS」は作りが攻めているぶん、価格がやや高めの印象を受けたが、マウス「HyperX Pulsefire FPS」はコスパが非常に良い印象を受けた。

キーボードはややユーザーを選ぶ印象だが、マウスはコスパが非常に良いと感じた

   ゲーミングデバイスは機能の善し悪し以上にプレイヤーの手に合うかどうかが肝心。マウスは○○、キーボードは××じゃなきゃダメ! とこだわる人も多いが、触れた製品で価値観が激変することもしばしば見られる。ぜひとも店頭で見かけた折には触れてみてもらいたい。

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