駅や空港などの交通機関、街角の看板などに用いられるデジタルサイネージ。ディスプレーやネットワークの進化に伴って拡大を続ける、このデジタルサイネージの最新動向を伝える展示会である「デジタルサイネージジャパン2017」が、Interopと同時開催イベントとして、6月7日~9日、幕張メッセで開催された。
4Kディスプレーはもちろん、いよいよ実用的に使われるところまできた8Kディスプレーや、ディスプレーそのものに新しい仕掛けを施したインタラクティブな装置など、これからの街中を彩る最新スクリーンメディアが大量に出展されていた本イベントについて、目についたブースや展示を写真レポートする。
シャープは8Kディスプレーをマルチに組み合わせた最大級の展示を
左側にある70型ディスプレーを16個並べて映像を表示しているが、フレームの幅が狭いので境界線が目立ちにくくなっている。マルチディスプレー用としては世界最大の大画面とのこと。
レーザー光源を採用した超短焦点プロジェクターは、スクリーンまでの距離が49cmで100型の画面を投影することができ、最大150形投影まで可能となっている。
すぐ対応できる4Kの活用方法を見せるソニー
ソニーブースの4K有機ELテレビの紹介していた個室では、その高解像度を活かした映像の表示のほか、音響についても解説。ディスプレーの奥に複数設置したスピーカーが液晶を振動させて音を出す仕組みとなっており、映像に合わせて音が左右に振られるデモを行っていた。
大画面とインタラクティブ性に注力するパナソニック
天井に設置された2台のプロジェクターによる壁面を画面として用いた映像表示では、映像の境目がわからず、横10m近い巨大スクリーンに映し出されているようであった。