「AMPS AIR」は、サンフランシスコの新興オーディオメーカー、SOL REPUBLIC(ソル・リパブリック)のトゥルーワイヤレスイヤフォン第1号機。 日本では完実電気が扱い、価格はe☆イヤホンで1万6070円という手頃な設定が魅力だ。
SOL REPUBLIC代表の一人であるケビン・リー氏は、Monster Cableの創業者ノエル・リー氏の息子で、Beats Electronicsとの関係を経て、同社を創業。ハイエンドは狙わないが音楽好きにアピールする性能、ユニークなデザイン、カラフルなカラーバリエーションが製品の特徴だろう。
AMPS AIRのカラーバリエーションは、ゴールド、ブラック、ブルー、ティール(グリーン)の4色。雨や汗に耐える防水性能を持ち、マイク内蔵でヘッドセットとしても機能する。連続再生時間は3時間で、片側だけのモノラルでも使える。
まずパッケージを開けて、最初に「おっ」と思うのはケースの質感である。
バッテリーケースから取り出すと自動接続
曲面で構成されたメタリックな質感のケースは、2200mAhのバッテリー内蔵。イヤフォン本体を15回充電できるほか、USB仕様の5V/1.0Aの電源出力ポートを備えていて、一般的なモバイルバッテリーとしても使える。
密閉式カナル型のイヤフォン本体は、シリコンのような樹脂で覆われていて、独特の手触り。スタビライザーなどはなく、装着安定性はイヤーピースに依存するが、見た目より本体は軽いので、4サイズ付属するイヤーピースを選んでフィットさせれば、簡単に脱落するようなことはない。より確実にイヤーピースで安定を図りたい場合は、コンプライの400シリーズが適合する。
本体の機構的形状は左右とも同じだが、側面にプリントされたロゴマークを目安に区別はできる。「レディトゥペア」のような接続状態の音声ガイドもあるが、これは大抵のメーカーは英語の女声。この製品は、そこが英語の男声なのが変わっている。
AMPS AIRのBluetooth規格は4.1。一度ペアリング設定をしてしまえば、イヤフォン本体をケースから取り出すだけで電源が入り、スマートフォンと自動で接続する。安価な製品では電源、接続とも手動ものが多い中で、このあたりの使い勝手はよく考えられている。
若干イケていないのが、ケースのUSBコネクターカバー。表面を曲面で構成する関係なのだろうが、このカバーが大きく、充電中は少々見てくれが悪い。ついでに難を言うと、バッテリー容量の割にケースは重い。