人気SIMフリースマホのスペックを全紹介! 【2017年5月版】
コストを重視派にピッタリなスマホや個性派も
VAIOにZenFoneと、2万円台でも“使える”スマホ多数! 人気SIMフリースマホ全紹介 【ミドルクラス編】
OSが変わり、誰にでも勧めやすい
お買い得機になって再登場「VAIO Phone A」
昨年、VAIOオリジナルスマホとしてWindows 10 Mobile搭載でリリースされた「VAIO Phone Biz」。シルバーのアルミ削り出し筐体やVAIOロゴに魅力に感じつつも、OS的に購入をためらったという人も多いはず。
今年4月に登場した「VAIO Phone A」は、“A”の製品名からもわかるようにOSがAndroidに変わってのリリースだ。外観やスペックはVAIO Phone Bizをほぼそのまま継承。フルHD解像度の5.5型液晶にSnapdragon 617、3GBメモリー、16GBストレージ、13メガカメラ(イン5メガ)、2800mAhバッテリー、Android 6.0など。
もう1つ注目したいのはネットワーク面。SIMフリースマホでは珍しく、1.5GHz帯のバンド21を含めて、ドコモLTEの4周波数に対応。さらにVoLTE、DSDS、2波キャリアアグリゲーションも利用可能だ。
ストレージやOSのバージョン、指紋センサー非搭載など、マニア的には不満を感じる部分はないではないものの、税抜2万4800円という価格なら問題なし。この低価格はあえて筐体などをそのまま流用することで、コストを抑えたという部分もあるようだ。
広く知られたブランドに、ネットワーク対応での強み、そしてお手頃価格と、格安スマホへの乗り換えを検討中だが、端末にあまり詳しくない家族や知人にも勧めやすい1台と言える。
MVNOでのセット販売専用で品薄続く
ファーウェイの現行最安モデル「HUAWEI nova lite」
本特集では基本的に、単体で購入可能なSIMフリースマホを取り上げているが、例外的に紹介したいのがこの「HUAWEI nova lite」だ。MVNOからのセット販売専用モデルながら、圧倒的なコストパフォーマンスで、一時期は品薄状態が続いていた人気製品である。
その魅力は2万円強(各MVNOのキャンペーンではさらに安価に購入できることも!)の価格からは考えられない性能だ。ディスプレーはフルHD解像度の5.2型液晶だが、CPUはオクタコアで2.1GHz+1.7GHz動作の「Huawei Kirin 655」とワンランク上という印象。そのほかも3GBメモリー、16GBストレージ、大型センサーの12メガカメラ(イン8メガ)、高速認識の指紋センサー、3000mAhバッテリーなど。OSも当初からAndroid 7.0だ。
デザイン的には前面背面ともに2.5D加工のガラスが用いられており、手触りや持ちやすさも○。まったく安っぽさは感じられない。カラバリはホワイト、ブラック、ゴールドとベーシックなものなので、年齢や性別を問わずに幅広いユーザー層に受け入れられそうだ。
モトローラのミドルクラス機「Moto G5」は
個性的なデザインにDSDS対応予定も
【ミドルハイ編】で紹介した「Moto G5 Plus」と同時に発表された「Moto G5」。こちらは税抜2万2800円とミドルクラスのお買い得モデルとなる。
独特の感覚を持ったデザインや機能は、そのMoto G5 Plusと共有。背面の素材はプラスチックになったが、巧みな塗装で上質感を演出する。カラバリはMoto G5 Plusと同じルナグレー、ファインゴールドの2色。
主なスペックは、フルHD解像度の5型液晶、Snapdragon 430(1.4GHz、オクタコア)、2GBメモリー、16GBストレージ、13メガカメラ(イン5メガ)、3000mAhバッテリー、Android 7.0など。指紋センサーを前面下部に搭載し、端末の操作も可能である。またネットワーク面では今夏のアップデートでDSDS対応を予定。Moto G5 Plusと同じく、nanoSIM×2とは別にmicroSDスロットが用意されているのも大きなポイントだ。
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