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三越伊勢丹HD、百貨店事業の不振で大幅減益…オムニ企画は好調

2017年05月11日 08時49分更新

記事提供:通販通信

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(株)三越伊勢丹ホールディングスが10日発表した2017年3月期決算は、売上高が前年比2.6%減の1兆2534憶5700万円、営業利益が同27.7%減の239憶3500万円、経常利益が同25.3%減の274憶1800万円、純利益は同43.5%減の149憶7600万円となった。

百貨店・OLストアがコラボしたオムニチャネル企画が好調

 主力の衣料品や宝飾・時計などの高額商品の売上が伸びず、購買単価が低下したことで百貨店事業が苦戦し、減収減益となった。百貨店事業の売上高は同3.1%減の1兆1510憶2000万円、営業利益は同48.6%減の110億9300万円だった。

 このうちEC事業は、百貨店の店頭と連動した三越・伊勢丹オンラインストアのコラボレーション企画が好調に推移した。ラグジュアリーオンラインストア「NOREN NOREN ISETAN MITSUKOSHI」の開設やアリババグループの越境EC「天猫国際」への出店などにより、上質な商品やライフスタイルの提案機会の拡大を図ったが、セグメント全体の売上を押し上げるまでには至らなかった。

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