4月30日まで中野サンプラザで開催中の「春のヘッドフォン祭り 2017」。夏にかけて登場するイヤフォン・ヘッドフォンの注目機種をブース別に紹介していこう。
acsブースにはアメリカのMETERS MUSICブランドから、駆動電圧を表示するVUメーターが搭載されているというオシャレなヘッドフォン「MONITOR OV-1」が日本初公開。ヴィンテージ感を漂わせる外観だが、残念ながら装着中は使用者がメーターを見ることはできない。発売日は未定だが、価格は3万9800円を予定しているという。
FitEarからド直球な名前の「Custom」登場
FitEarブースでは、その名も「Custom(カスタム)」というド直球な新作IEM(In Ear Monitor)が登場。一般的に中耳近くまで伸ばすノズルを、短くした「ミドルレッグ」型で、耳奥まで突っ込まずに済む手軽なフィット感が特徴とのこと。音に対する先入観を排除する目的で、ドライバーやスペックなどは非公開となっている。イベント中は7万5000円で先行販売されているが、一般販売に関しては価格も発売日も未定だという。
ローランドブースでは、DJブランドVmodaのトップモデル「CROSSFADE 2」のBluetooth対応バージョンが登場。価格は未定で、6月を目処に発売したいとしている。基本的にはベースモデルとほぼ同じで、aptXにも対応。ドライバーをチューンアップしてハイレゾ対応とした。カラーはブラック、メタルホワイト、ローズゴールドの3色。
ウィスキーを入れて携帯する「スキットル」に似たプレイヤー「The Explorer」で話題になったEchoboxブースには「THE NOMAD N1」「THE TRAVELER T1」という2本のイヤフォンが日本初公開。どちらもドイツ製のダイナミックドライバーとチタン製のハウジングを採用し、NOMAD N1はMMCX端子に対応したケーブルに交換できる。価格はNOMAD N1が5万円、TRAVELER T1が1万3000円を予定していて、いずれも発売日は6月19日を見込んでいるという。
茶楽音人ブースには「Co-Donguri」のリケーブル対応バージョンが参考展示されていた。通常モデルと違ってハウジングはメタル製で、コネクターはMMCXを採用。発売日は調整中で、価格は「1万円前後になれば」と話していた。
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