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労働災害0を目指す「体験型教育」

VRで安全教育できる「安全体感VRトレーニング」販売開始

2017年04月24日 20時55分更新

文● たかヰトモき/Mogura VR

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 VRコンテンツ制作の積木製作は、建設現場など、日本のものづくりに関わるさまざまな現場で使用可能な安全教育ソリューション「安全体感VRトレーニング」の販売を開始した。

 日本の建設業における人手不足や、いかに効率よく教育をして技術継承をするかの問題を背景に、同社はVRを活用した訓練、研修コンテンツを開発してきた。

 その中でも安全教育においてVR技術を最大限活用できると判断し、今回の販売にいたったとのことだ。

 第1弾として、高所作業の危険性、安全帯の重要性を再認識できる「建設現場における仮設足場からの墜落」を販売する。

 VR機器には自由に歩き回れるHTC VIVEを採用し、実際に体験者が空間の中で自分の手足を認識し、歩くことによって臨場感が増し、体験として心の残る教育を可能にした。

臨場感溢れるシーンビジュアル

 今後、積木製作では、四半期ごとに数コンテンツを追加、発表していく予定とのこと。現在は、鉄道業界で頻繁に起きる労働災害「触車」を体験できるコンテンツを作っているという。

 また、簡易に安全教育を受けられるスマートフォンアプリも開発しており、まもなくリリースされる予定だ。こちらは、VIVE版コンテンツの購入前トライアルとして、また、より多くの受講者への教育を実現できる手軽な教育ツールとなる。

 なお、現在積木製作では、安全体感VRとラーニングの監修企業を募集中だ。監修したコンテンツはゼロから制作するよりも安価な販売価格で提供される。

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