富士フイルムは4月19日、インスタントカメラ「チェキ」の最新製品として、アスペクト比1:1のスクエアフォーマットを採用する「instax SQUARE SQ10」を発表した。5月19日発売予定で、予想実売価格は3万2000円前後。
同時に「instax SQUARE Film」も発表。10枚入りでは予想実売価格は1350円前後だ。
instaxシリーズではじめてイメージセンサー(1/4型CMOSセンサー)を搭載。1920×1920ドットで記録可能だ。
実質、プリント機能を内蔵したデジタルカメラとなったことで、自動露光調整やオートフォーカス、人物検出といった機能が利用できる。
また、背面には3型(46万画素)のモニターを液晶搭載。10種類のフィルター効果を含む画像編集機能を搭載する。
スクエア写真が新たな価値を広げる
発表会では、同社イメージング事業部長の武冨博信氏がスクエア写真の意義を説明。スクエア写真は昔から写真愛好家に高い評価を受けてきたが、最近はInstagramなどで1:1写真がスタンダードになるなど人気が再燃。画面サイズが拡大し、被写体のスペースが広がるなどの利点により「インスタント写真の新たな価値を広げる」と期待を示した。
また、会場にはモデルの水原佑果さんと扶桑社 Numero TOKYO編集長の田中杏子氏が登壇。
これまでもinstaxを使っていたという水原さんだが、新製品の進化に「鳥肌が立った」というほど感動。そして、多彩な機能を持つ本製品で写真を撮れば「才能を生かすチャンスがある」とし、「そういうのがすごくかっこいいし 革新的」と語った。
このほか、ワールドワイドのイメージキャラクターとして、世界的モデルでフォトグラファーのヘレナ・クリステンセン氏が就任したことも発表。
これを受けて田中氏は「ヘレナは私の時代のスーパースター」と感動していた。