ASRock/ASUS/BIOSTAR/GIGABYTEのSocket AM4マザーボードを紹介してきた本特集。大トリをつとめるのは、“栄光よ、ふたたび(RISE BACK TO GLORY)”がキャッチフレーズのMSIを紹介していこう。
現状国内で販売されているのは、11製品中4製品に留まっているが、4月上旬から順次4製品が発売予定になっている。
発売予定の製品を含めたラインナップは、ゲーミング向けモデルが6製品、スタンダード/ビジネス向けが2製品となり、4コア・6コアの「Ryzen 5」シリーズ登場時には、8製品が店頭に並ぶことになりそうだ。
豊富な機能に独特なカラーリングなど
魅力いっぱいの最上位マザー
MSI製Socket AM4マザーボードの最上位モデルに位置するのが、「X370」搭載の「X370 XPOWER GAMING TITANIUM」だ。その名の通り、MSIゲーミングモデルで、おなじみのブラック&レッドのカラーデザインを廃し、チタン合金をイメージしたシルバー基調のカラーを採用。最上位モデルらしい存在感を醸し出している。
各社ゲーミングマザーボードの定番機能となっているRGB LEDイルミネーション機能。MSIも独自の「Mystic Light」機能があるが、「X370 XPOWER GAMING TITANIUM」はLED非搭載になる。
ただ、マザーボード上にLEDヘッダーピンを1基装備し、RGB LEDストリップテープやビデオカードなどに備わっているLEDと連動する「Mystic Light Sync」に対応。CorsairやCooler Master、IN WINなどのLED搭載デバイスをまとめてカスタマイズでき、スマホからの操作も可能になっている。
業界最高をうたう独自の品質基準に準拠
最上位ならではの品質になっている「X370 XPOWER GAMING TITANIUM」。安定した電圧供給を実現するデジタル電源回路設計や、メモリー回路を完全に独立させることで、パフォーマンスと安定性を向上させる「DDR4 Boost」技術を実装している。
さらに、メモリーやメモリースロットを物理的なダメージや過電流、ノイズから守るメタルシールドを装備する「DDR4 Steel Armor」に加え、電力効率を30%改善した「チタン製チョークコイル」、10年以上の寿命を実現する「DARK CAP」などを搭載するMSI独自の高品質基準「ミリタリークラス5」に準拠。安定性や耐久面に不安はない。