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格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第73回

大容量の格安SIMでスマホ+自宅回線の組み合わせを考えてみた!

2017年03月30日 12時00分更新

文● 正田拓也

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新スマートフォン購入も検討なら
大手キャリアも要チェック

月間20GBの音声対応プランの費用比較

月間20GBの音声対応プランの費用比較

 スマートフォンの新端末の購入も考えている場合には、3大キャリアも含めた料金比較をしておくべきだ。特に20GBのプランは割安に設定されていることと、たとえばiPhone 7など人気高級スマートフォンとセットにした場合、2年間コストは変わらないことがあるからだ。

 まず、純粋な料金の比較だけ見ても、月額で2500円まで差が縮まっている。一般的に通信品質の差があることを考慮すれば、格安SIMが絶対有利とは言えないことになる。

 さらに、端末費用まで考慮すれば、さらにその差は縮まる。iPhone 7をはじめ、継続して使用する場合に月々の費用から割り引かれることや、モバイルルーターも、ネットワークでの機種によっては一括0円や実質0円(割引と相殺)で購入できることもあるため、ドコモ、ソフトバンクの契約も条件は悪くない。

 ドコモ、ソフトバンクでiPhone 7を契約した場合と、格安SIMを契約してアップルからSIMフリーiPhoneを購入した費用比較を見てほしい。24ヵ月間の総費用は意外に変わらないことに気づくだろう。

iPhone 7(32GB)を購入し、20GBプランでルーターもシェアした場合の費用合計

iPhone 7(32GB)を購入し、20GBプランでルーターもシェアした場合の費用合計

 モバイルルーターまで入れた場合でもそれほど差は大きくなっていない。特に初期費用を含めて24ヵ月にかかる費用を24で割った場合、ドコモが1万2073円なのに対して、BIGLOBEでは1万1109円。

 それぞれに詳細なサービスの違いはあるもの、費用の差はかなり少ない。大手キャリアはさらに学割など若年層向けの割引もあるため、利用者の条件によっては費用が逆転する可能性もある。

iPhone 7なら大手キャリア、安価なスマホなら格安SIM

 結局のところ結論は、スマートフォン購入に多額の補助が見込めるなら大手キャリア、そうでないなら格安SIMということだろう。

 今は魅力的で購入金額も安いSIMフリー端末が豊富なので、欲しいスマートフォンに合わせてトータルでお得なキャリアを選ぶということがベストだ。

 なお、このほか実際の使用量が増加して容量が足りなくなった場合は、シェアをやめて、途中でモバイルルーターを格安SIM化する方法もある。

 使い方によっては違約金を払って解約してもお得な場合もある。長期間に渡ってかかる費用を考えて選んでほしい。

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