「GALLERIA GKF1060GF」の基本性能はベンチマークで実測したとおり期待以上の性能と言える。では実際にゲームを遊んだらどうなるかということで、今回はゲームのベンチマークソフトで計測してみた。
ゲームソフトのベンチマークテストで一般的な「FF14 蒼天のイシュガルド」、「ドラゴンクエスト10ベンチマーク」「ドラゴンズドグマオンライン ベンチマーク」を用意した。これらは無料で配布されているので誰でも自分のPCにインストールして計測が可能だ。実際のゲーム画面を動作させて計測するため、数値だけを計測するベンチマーク専用のソフトよりは実用性の高い計測ができるのではないだろうか。また設定や操作も簡単でwebで探せば比較しやすいのも利点だ。
「ドラゴンクエストX」ベンチマーク
1280×720ピクセルのウインドウモードがスコア9549、1280×720ピクセルのフルスクリーンモードがスコア9452、1920×1080ピクセルのフルスクリーンモードがスコア5708。フルHDのフルスクリーンモードではスコアの低下が大きいがそれでも評価は快適。
「ドラゴンズドグマオンライン」ベンチマーク
1280×720ピクセルのウインドウモードがスコア9283、1280×720ピクセルのフルスクリーンモードがスコア9872、1920×1080ピクセルのフルスクリーンモードがスコア9369。フルスクリーンでも安定して「とても快適」な評価が得られた。
「ファイナルファンタジー14 蒼天のイシュガルド」 ベンチマーク
1280×720ピクセルのウインドウモードがスコア16499、1280×720ピクセルのフルスクリーンモードがスコア16560、1920×1080ピクセルのフルスクリーンモードがスコア14534。 全てにおいて「非常に快適」の評価が得られた。
3つのテストすべてで好結果が得られた。性能としては申し分ないだろう。実際にゲームをプレイしても実力は確かなもので。普通に遊んでもまったくストレスを感じることなく楽しむことができたのは伝えておきたい。15型という画面サイズで足りるならもうデスクトップPCである必要性は低いだろう。
動作チェックを兼ねながらゲームとしていて改めて気がついたがやはりSSDとHDDの両方を搭載しているのはとても便利だ。ゲームデータはHDDよりも断然SSDに置いたほうがよい。HDDにデータを保存している場合、遅いわけではないのだが、SSDのほうがシーン切り替えや起動時の読込は早く、やはり早いものには慣れてしまうもので、使っていくうちにHDDを遅く感じてしまうことになる。
いくつかのゲームで遊んでみたがフィールドへの移動やホーム的なポジションへの帰還、マップ上を動いて移動している分にはまったく気にならないならない。ただ、ワープやテレポート的に瞬間的に場所を変更する場合の読込では結構差が出てくることが多い。
筆者はとくにMMORPG系のゲームが好きでよく遊ぶがSSDにゲームデータを保存した状態で遊ぶと移動がとても楽に感じられる。
ゲームを楽しんで遊んでる人ならわかっているとは思うがやはりゲームデータはSSDに置いたほうが快適に遊べる。しかし記憶領域というものが意外にスペースを取るもので、SSDだけではけっこうすぐに容量不足になってしまうことがある。なの読み出しの速度を気にしないでよいデータはHDDに、ゲームなど高速に読み出してほしいデータはSSDにと分けて保存できるのが一番使い勝手が良い。
最後に「GALLERIA GKF1060GF」にはPCを使う上で便利な機能が多く搭載されているのでいくつか紹介しておこう。ゲームをする上でも便利なユーティリティーだが常用時にも結構役立つだろう。
キーボードバックライトの配色を変更するアプリケーション。キーボードバックライトの配色を変更できるソフトで、キーボードを左、中央、右で3分割してそれぞれの色を好みで割り当てることができる。
ワンタッチで設定の変更ができるソフト。変更できる項目は少ないが使いやすい項目が揃ってる。
ファンスピードの設定が行なえる。任意に速度を変更したり、温度毎にどれくらいファンを回すかも設定が可能だ。
有線LANの速度測定を始め、転送状態のモニタリングが行なえる。またアプリケーションを指定してネットワーク使用の優先度を決めることもできる。