2月10日から12日まで(10日はビジネスデー)、幕張メッセにて日本最大のアーケードゲームの展示会「ジャパン アミューズメント エキスポ2017(JAEPO2017)」が開催中。近年話題のVR(バーチャルリアリティー)対応ゲームも多数出展されている。
筐体型としては初のVRに期待大
コーエーテクモウェーブは2月6日に発表したVR筐体「VR センス」を出展。本機は3Dシート、香り機能、タッチ機能、風機能、温冷機能、ミスト機能といった、五感を刺激するギミックを搭載する。
現状は試作機のため、ここから形状や色が変わる可能性があるとのこと。VRコンテンツはヘッドマウントディスプレーを被り、動作が制限されるため荷物の盗難など、安全面のトラブルが懸念される。また、VRヘッドマウントディスプレーの使い方が始めてという人もいるため、アミューズメント施設では店員を貼り付ける必要があった。
しかし、同社は筐体内に荷物を保管する場所を設けるなどして、付き人いらずで安心・安全にVRが楽しめることを目指している。VRヘッドマウントディスプレーはPlayStaition VR(PSVR)を採用。筐体上部にPSVRの端子を接続するポートと、風の噴出口が3つ備わっている。
VR センスでは会場で試遊できた「GI Jocky SENSE(仮題)」、「ホラー SENSE~だるまさんがころんだ~(仮題)」に加え、「VRアクション 真・三國無双(仮題)」が同梱され、今夏発売予定。価格は未定。以降ソフトの追加も可能になる。
「GI Jocky SENSE(仮題)」は馬の動きに合わせて複雑にシートが揺れ、映像を見ているだけよりも馬に乗っている高い体感を覚えた。6日に行われた体験会で体験したときよりも風のでかたが強く、緩く団扇で仰ぐくらいの風を肌で感じた。この辺りの調整は今後ユーザーの反応も見ながら変わっていきそうだ。
ホラー SENSE~だるまさんがころんだ~(仮題)は、PlayStation Move(PSMove)のトリガーを引くと、少女の幽霊に向かって歩くといったデモ体験を楽しめる。突如、目の前に現れるシルエット、倒壊する建物に合わせてシートが揺れ、ホラーが苦手な人にはちょっと心臓に悪い、体験を味わえる。本機はまだ香り機能、タッチ機能が未実装のため、フル機能での体験が行なわれなかったが、たとえば冷気を含んだ風を送ったり、足元に何かが這いずる振動を送るといったことを行なうことで、一般的な視聴するだけのVRコンテンツよりも、リアルな体験を得られそうだ。
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