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リクルートテクノロジーズのエンジニアが語る、「キャリア」と「考え方」が磨ける職場

2人のITインフラ技術者が「セキュリティ」のキャリアを選んだ理由

2017年02月02日 09時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp 写真● 曽根田元

提供: リクルートテクノロジーズ

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リクルートテクノロジーズに入社してみて、どんな職場ですか?

――転職活動を経てリクルートテクノロジーズに入社されたお二人ですが、どのような点が以前の職場と違うと感じましたか。

森田:入社して一番強い印象を受けたのは、「意思決定のステークホルダーが近い」ということでした。組織としてさまざまな決定がされるわけですが、その決定が目の前でなされていて、「なぜそう決まったか」が透明でわかりやすい環境、と言えばいいでしょうか。

 理由を教えられないまま「これをやる」と言われるのでなく、組織として「これは何のためにやるのか」が下のメンバーにまで伝わっています。セキュリティ業務においても目的意識が明確になり、モチベーションが高まります。「なぜ」の理由がわかっていれば、現場での判断もやりやすい。これは入社してみて、ひとつの驚きでした。

経堂:わたしが感じるのは「変化のスピードが速いこと」ですね。たとえば夏ごろに見つけてきたセキュリティソリューションが、同じ年の秋にはもうPOC環境に入っている。そういう場面を目の当たりにすると、やはり驚きますね。ボトムアップで動くケースが多いのも、スピード感がある理由かもしれません。

 前職のようなサービス提供側だと、どうしても変化に時間がかかってしまいます。それがユーザー企業、それもリクルートテクノロジーズだとスピード感速く動ける。変化が速すぎて大変な面もありますが(笑)、日々刺激を受けています。

――経堂さんは入社前に「優秀な人が集まっている会社」というイメージを持っていたそうですが、実際はどうでしたか。

経堂:リクルートテクノロジーズのエンジニアにはすごく「尖った人」が多いですね。自分のやりたいことが明確で、それに伴うスキルもあり、目標に向かって突き進んでいくタイプの人。

 ただし、尖った人ばかりではありませんでした。尖った人の周りには、変化に対して柔軟に対応できる人も多くいて、尖った人がぐんぐん前に進むのをしっかりサポートしている。そこは、入社前の印象とは違っていましたね。

――リクルートテクノロジーズへの入社後、お二人が前職で培った経験やスキルは、どのように活かされているのでしょうか。

森田:前職ではインフラ運用側の立場でしたので、インフラ運用者が何を大事にしているのかを理解していることが、わたしの「強み」になっていると思います。

 たとえばセキュリティ組織の判断で、セキュリティリスクが受容できない場合、システムを止めることもあります。しかし、かつてのインフラ運用者の立場では「システムを止めない」ことが最優先でしたので、最初は戸惑いもありました。

 ただ、わたしの場合は、セキュリティ側の意見もインフラ運用側の考えも理解できます。なので、システムへの影響を最小限に抑えつつ、どのようにしてセキュリティリスクを低減できるかを検討できるところに、前職で培った経験やスキルが活きていると思います。

経堂:ユーザー企業に来て、自社サービスのためのインフラやセキュリティを考えながら仕事をしていると、インフラとセキュリティの両面からソリューションを提案できることの価値を実感します。

 わたしは現在、インフラ組織とセキュリティ組織の協働プロジェクトに携わっており、インフラ構築チームとSOC運営チームとの間の“橋渡し”をする役割を担っています。最適な環境構成を検討していくうえで、セキュリティ組織に対してはセキュリティの共通言語で、インフラ組織に対してはインフラの共通言語で話し、全体の円滑なコミュニケーションがとれているのは、わたしの持つスキルが役立ったと実感できるので嬉しいですね。

これから、リクルートテクノロジーズにどんな仲間を増やしたいですか?

――では、お二人の所属するリクルートテクノロジーズのセキュリティ部門で活躍できる人材とは、どんな方だと思いますか。

森田:何か一つ、得意分野を持っていて、それを「武器」にできるスペシャリスト志向の人だと思います。わたしの場合は、その武器がインフラ運用に関するスキルでしたが、サイバーセキュリティはネットワークやサーバーなど、あらゆるレイヤーに関わってきます。なので、インフラエンジニアのスキルを活かせるタイミングは絶対にどこかであります。

経堂:リクルートのセキュリティ部門には、日々変化する脅威に立ち向かっているセキュリティのスペシャリストが大勢います。スペシャリストたちは自分のやりたいことを好き勝手に言いがちなのですが(笑)、インフラのスキルを武器として、そういう仲間と同じ方向を向きながら強力にバックアップし、時にはリードしていきたいという意思を持つ方が活躍できると思います。

 また、サイバーセキュリティは変化の速い領域ですから、常に最新動向にキャッチアップできるよう向上心を持って、自らのスキルを進化させることに貪欲な方も活躍できるでしょう。

――人材教育、人材育成の面はどうでしょうか。

森田:組織の立ち上げから3年が経ち、今はトレーニングや教育の仕組みもかなり整ってきました。セキュリティの分野が未経験でも、安心して入ってきてもらえると思います。

経堂:リクルートテクノロジーズでは最先端のセキュリティアプライアンスを積極的に導入しており、ハイレベルなセキュリティ知識に触れられる機会が多いですね。わたし自身、最新のセキュリティ動向を勉強してこいと、海外のカンファレンスに出席する機会をもらったこともあります。そのときは海外ベンダーのエンジニアとお会いして、ロードマップの情報交換を行ったり、導入している製品についての要望を伝えたりと、エンジニアとして貴重な経験ができました。

 あと、入社後にセキュリティ資格のCISSPを取得することもできました。かなりボリュームのある資格で、個人では取得が難しいのですが、その機会を与えてもらいました。人材教育には力を入れていると思います。

――最後に、エンジニアの職場としてリクルートテクノロジーズのアピールポイントはどこでしょうか。

森田:リクルートはユーザー企業ですが、所属するエンジニアはハイレベルで、日本でトップレベルの方もいます。われわれの部門でも、自社でサイバーセキュリティ対策製品の運用をしていますので、セキュリティ専門ベンダーに負けない知識やスキルを持つ人がたくさんいます。

 そして、ユーザー企業なので、エンジニアとしてのスキルだけでなく、考え方の幅を広げる意味でもいい職場です。ぜひ、セキュリティに関心のあるスペシャリスト志向の方と働きたいと思っています。

経堂:成長できる機会をたくさん与えてくれる会社です。人材教育面も充実していますし、ボトムアップで提案すれば、実際に任せてもらえる文化があります。

 セキュリティの知識が少なくても、インフラのスキルがあってセキュリティへの興味と向上心さえあれば、知識は後から身につけることができますし、実際にそれができる環境です。スペシャリストも大勢いますので、そういう刺激的な環境で自らを高めたい方はぜひ!という感じですね。

(提供:リクルートテクノロジーズ)

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