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有効画素数約2033万画素を実現した「Live MOSセンサー」搭載

世界初4K60p動画記録を実現したミラーレス一眼カメラ「LUMIX DC-GH5」

2017年01月25日 16時05分更新

文● 田沢/ASCII

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 パナソニックは1月25日、ミラーレス一眼カメラ「LUMIX DC-GH5」を3月23日に発売することを発表した。市場想定価格はボディーのみで24万円前後、標準ズームレンズが付属したキットモデルが27万円前後。

 新開発の「Live MOSセンサー」を搭載しており、有効画素数約2033万画素を実現。ローパスフィルターレス設計による細部まで美しく忠実に描写するリアルな解像力を実現した。

 解像・高感度画質・色再現性が大幅に進化した新開発の「ヴィーナスエンジン」を採用。新技術「マルチピクセル輝度生成」と「インテリジェントディテール処理」により、交換レンズの持つ解像性能を余すことなく再現するという。また、新3次元色コントロールによって明度・彩度・色相別に忠実で豊かな色調の再現を可能にした。

 DC-GH5は、映像制作の現場でも活躍できるプロフェッショナル動画性能を備えている。Live MOSセンサーとヴィーナスエンジン技術によって、4K60p動画記録を実現。60p記録は激しい動きのある被写体でも、ローリングシャッター歪み現象を抑えながらコマ落ちの少ない映像が撮影可能で、より高精細・高画質の4K動画を記録できる。さらに、センサー全域の読み出しでの4K動画撮影に対応しているので交換レンズの焦点距離を活かした高品位な動画記録が可能になった。

 4:2:0 8bitに比べて2倍の色情報、全体的に64倍の情報量を保有する4:2:2 10bitによる4K30p動画記録対応。カラーグレーディング時の微妙な色調整やダイナミックな色変換、CG合成用の素材記録などプロフェッショナル用途に適したフォーマットで記録できる。

 連写では、およそ18メガの高画素で秒間30コマ高速連写が可能な「6Kフォト」を搭載。連写撮影でありながら、高精細な画質で決定的瞬間を撮影できる。6KフォトはA1サイズまでのプリント引き伸ばしに対応する。また、4Kフォトではおよそ8メガで秒間60コマ高速連写が可能だ。

 空間認識AFでは、最速0.05秒のAF速度を実現し。DFDテクノロジーの処理速度は従来機GH4比およそ6倍に高速化、検出精度は従来機GH4比最大でおよそ8倍に高精度化した。AF追従連写は、20.3Mの最大記録画素のままで「およそ9コマ/秒」を実現。連写時にカメラが自動で被写体の動きを追従しながら素早く動く被写体の一瞬を鮮明に描写するという。

 カメラ有効画素数は2033万画素、総画素数は2177万画素。ISO感度は100~25600で設定可能。記録形式は静止画がJPEG/RAW、動画がMOV/MP4/AVCHD Progressive/AVCHD。記録メディアはSDXC/SDHC/SD。3.2型タッチパネルモニターを搭載。幅およそ138.5×奥行き87.4×高さ98.1mm(突起部除く)、重さおよそ645g(本体のみ)。

 付属レンズのDC-GH5Mは最大径66.0mmで長さ71mm、最小絞りはF22。最短撮影距離は0.2m、重さはおよそ210g。

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