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ゲーマーの夢は終わらねえ……

“4K×3枚でゲーム”ならコレが最安!? TITAN X 2基の最強ゲーミングPC

文●加藤勝明、編集● 鈴木誠史/ASCII

提供: マウスコンピューター

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この完成度の高さなら納得の値段設定

 MASTERPIECE i1710PA1-SPは誰にでもおすすめできる類いの製品ではないが、ただでさえ最速のTITAN XをSLIで動かすためにはどんなスペックが必要かを丁寧におさえていくと“必然的にこうなる”という、存分に納得できるマシンであることは間違いない。

 単にTITAN XをSLIにするなら最新のKaby Lake-Sでも十分イケる。だが、最新重量級ゲームでCPUがボトルネックにならないよう、物理8コアでSLI用にPCIe 40レーン対応のCPUを選んでいたり、メモリーも32GBしっかり載せているといった点が“最速ビデオカードの使い方をわかっている”感じがする。

 ただし、SLI(というよりマルチGPU全般)には欠点もある。それはゲームがSLIに対応していなければTITAN X 1枚分の性能しか出ないことだ。超メジャー級タイトルでもDirectX12ベースのゲームでは未対応だったりするため、全てのゲームでSLIの効果が出るわけではないので注意が必要だ。強力なGPUパワーを使うVRにおいても、SLI対応はまだ少ない。

 とはいえ、シングル動作であってもそこは現在最速のTITAN X。パフォーマンスは十分に高い。最高画質プレーはお手のものだが、シングル動作の場合解像度はWQHD以下に落とした方がフレームレートは安定させやすいだろう。また、余ったTITAN Xは物理演算に使えるゲーム(ベセスダ・ソフトワークスの「フォールアウト4」や、NVIDIAの「VR Funhouse」など)もあるため、決してSLI構成が無駄になるわけではない。SLIの長所と短所をしっかり把握しているコアゲーマーにとっては、MASTERPIECE i1710PA1-SPは最高の選択肢だろう。

マウスコンピューター/G-Tune

マウスコンピューター/G-Tune

(提供:マウスコンピューター)

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