2017年も注目はSIMフリースマホ! 人気端末全カタログ 第1回
カメラにディスプレー、DSDSと全部を求めるならこのクラス!
ファーウェイかASUSか 人気SIMフリースマホ全紹介 【フラグシップ編】
2017年01月08日 12時00分更新
10コアCPUにDSDS対応!
FREETELのフラグシップ機第2弾「SAMURAI 極2」
「高性能+安価」なSIMフリースマホを提供するFREETELから、2世代目のフラグシップ機「SAMURAI 極2」が発売された。税抜4万9800円とFREETELのスマホとしては比較的高価だが、そのぶん性能は非常に高い。
ディスプレーはWQHD解像度の5.7型有機EL、CPUは国内では初の10コアとなるMediaTek製「Helio X20 MT6797」、4GBメモリー、64GBストレージ、16メガカメラ(イン8メガ)、3400mAhバッテリーなど。OSはAndroid 6.0だが、早期の7.0へのアップデートも予定している。また、4G+3GのDSDSにも対応する。
筐体は、ミドルクラス機の「SAMURAI REI(麗)」とよく似た薄型のメタルボディーで、背面はシンプルなシルバー。また前面下部に、タッチ式指紋センサーと一体化して、ボタン1つでAndroidのメインキーの役割を担う「FREETELボタン」もある。
ZTEのフラグシップ機も国内リリース
「AXON 7」は音へのこだわりが光る
次々とSIMフリースマホをリリースしているZTEだが、フラグシップ機の「AXON 7」も国内で発売された。主なスペックは、WQHD解像度の5.5型有機EL、Snapdragon 820、4GBメモリー、64GBストレージ、20メガカメラ(イン8メガ)、3250mAhバッテリー、2波キャリアアグリゲーション/DSDS対応と、現在のフラグシップ機らしい内容。それでいて税抜5万9800円の価格ならば、コストパフォーマンスは高い。
さらにAXON 7のアピールポイントとされているのがデザインとサウンド回り。前者はスポーツカーをモチーフとしたという流麗な曲線の金属筐体が特徴的。後者は単純にハイレゾ再生に対応したことにとどまらず、高級ポータブルオーディオではおなじみの旭化成エレクトロニクス(AKM)「AK4490」をオーディオDACとして搭載する。
グーグルの空間認識技術「Tango」に対応!
スマホの未来が体験できる、レノボ「PHAB 2 Pro」
モトローラを傘下に持つレノボだが、6.4型ファブレット「PHAB2 PRO」はLenovoブランドでリリースされる。これはただのAndroid機ではなく、グーグルが現在開発を進めている空間認識技術の「Google Tango」採用スマホの第一号、かつ現時点で唯一発売されている端末という、ある意味実験的な端末だ。初回発売直後に売り切れたが、その後に受注は再開されている。
Tangoに対応するべく、背面には通常の16メガカメラのほかに、深度カメラ、魚眼カメラを搭載。カメラに映し出された空間そのものや奥行などを認識し、新世代のARアプリなどを動作させることができる。
スマホとしてのスペックは、WQHD解像度の6.4型液晶、Tango用のカスタマイズが施されたSnapdragon 652、4GBメモリー、64GBストレージ、4050mAhバッテリーなど。本体サイズが大きく(重量も約259gとタブレット並)、国内向けの対応周波数も少なめなので、スマホとしての普段使いはやや厳しいかもしれない。グーグルが開発している、スマホの未来に興味があるユーザー向けの端末だろう。
SIMフリー版iPhoneは対応バンドの多さが魅力
円安の進行で買うなら早めがオススメ?
日本国内で購入可能な高性能のSIMフリースマホと言えば、SIMフリー版のiPhoneを忘れてはいけない。Apple Storeでは、今秋登場したiPhone 7/iPhone 7 Plus、そしてiPhone SEが用意されている(iPhone 6s/iPhone 6s Plusも購入は可能)。
SIMフリー版iPhoneの魅力は対応周波数の多さ。iPhone 7世代ではFeliCaへの対応の関係で日本向けの専用モデルが用意されたが、ネットワークの対応周波数は海外版と基本的に同じ。世界で用いられる主要周波数はほぼサポートしているので、海外を飛び回って利用するビジネスマンなどには心強い存在となる。もちろん国内では1台でドコモ/au/ソフトバンクのネットワークで利用可能だ。
また、発売時点では円高傾向だったので、iPhone 7の32GB版であれば、税込でも7万円台で購入可能。iPhone SEは4万円台。ただし、その後に円安が進行しており、価格改定の可能性もありそう。
2017年こそ国内発売に期待のグーグル「Pixel」
昨年10月に発表されたものの、日本が一次出荷国から外されたこともあり、いまだ国内で発売されない、グーグルの「Pixel」。5型/5.5型の2モデル構成で、最新OSが使えるというのが最大のメリットだが、端末自体の性能も海外メディアでは高評価。実際にアメリカでの売上は上々のようだ。
対応周波数やキャリアアグリゲーションの組み合わせをスペック表で見る限り、日本での発売はどうしても期待が大きくなってしまう。2017年こそはぜひ発売してほしい!
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第2回は【ミドルハイ編】をお届け予定。2016年後半はフラグシップ級の新製品が充実していただけに、若干影が薄くなってしまったが、3~4万円台の価格でフルHD解像度やオクタコアCPU、指紋センサーまで搭載し、コスパ面では優れた端末が多い。次回もぜひチェックしてほしい。
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