ゲームをすることに最適化された「GALLERIA Gamemaster」シリーズ。3Dグラフィックスのオンラインゲームをスムーズに遊ぶことを目的としたスペックとなっているこのPCはどのくらい快適にゲームで遊べることができるのか? 今回は3Dグラフィックスのレンダリングやゲーム操作の快適さについてベンチマークテストを行ない、その実力を検証してみた。
CINEBENCHでCPU負荷テストを行なう
まずは3Dグラフィックのレンダリングなどのベンチマークテストが行なえる「CINEBENCH」。このソフトではCPU性能などを測ることができる。ベンチマークのスコアは下記のような結果となった。
グラフィックスAPIのOpenGLは125.53ポイントとなった。「GALLERIA Gamemaster GI」のスペックであれば130ポイントを超えても不思議ではないのだが、誤差の範囲といえる。またCPUの性能テストでは800ポイントを超えている。やはりかなり高い性能を備えていることが実証された。
PCMark 8によるパフォーマンスチェック
総合系ベンチマークソフト「PCMark 8」は通常作業などのパフォーマンスをチェックするためのソフト。今回はブラウジングやビデオチャットなどの通常作業のパフォーマンスを測る「Home」、3Dゲームや画像処理ソフトなどのパフォーマンスを測る「Creative」のチェックを行なった。
スコアは「Home」が4795、「Creative」が7737となった。「RUN DETAILS」のグラフを見ると、Gaming PCの上を行くスコアをマークしているのがわかる。
3DMarkによるパフォーマンスチェック
ゲーミングPCとして気になるのはやはり3D性能だろう。そこで、GPUのパフォーマンスを測るため、3DMarkによるテストを行なった。
スコアは「Fire strike」が16321、「Sky diver」が35150、「Time Spy」が6217となった。以前行なった、GeFORCE GTX1070を搭載したGALLERIAシリーズのPCと比べるとそれぞれ10~15%も高いポイントとなっている。
「ドラゴンクエストX」ベンチマーク
それではゲームのベンチマークで本機のパフォーマンスを見てみよう。ゲームのベンチマークではこれまでの結果を踏まえ、低品質での計測はなしとした。おなじみの「ドラゴンクエストX」ベンチマークでは、1920×1080の解像度で標準品質と最高品質で計測した。
どちらの結果も高いスコアとなったが、最高品質のほうが標準品質よりもスコアが高くなるというおもしろい現象が起こった。いずれにしてもMAXのクオリティーで快適に遊べることが実証された。
「ドラゴンズドグマオンライン」ベンチマーク
こちらも高いグラフィックス描画能力が求められる「ドラゴンズドグマオンライン」ベンチマーク。全画面表示で1920×1080の解像度で計測した。
このベンチマークテストでも、標準品質と最高品質の差がほとんど見られなかった。最高品質でプレイしても余裕だ。
「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」ベンチマーク
高いグラフィックス描画能力が求められる「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」ベンチマーク。全画面表示で1920×1080の解像度、DirectX 11で計測した。
このベンチマークテストでも最高品質で「非常に快適」という結果となり、1万6000ポイントを超える高い数値を記録した。このスコアはGALLERIAシリーズの中でも最高クラスのポイントだ。
ベンチマークを行なうまでもなく、ゲーミングPCとしては現状最強レベルのポテンシャルを持つ「GALLERIA Gamemaster GI」。CPUやGPUの性能や相性といったことを考えずに購入したままで使え、ゲームに関するサポートも手厚い本機。PCゲームはしたいけどPCのことがよくわからないという人からヘビーユーザーまで、幅広くカバーできるPCだ。