メガネスーパーは12月15日、メガネ型ウェアラブル端末「b.g.(ビージー)」の最新製品プロトタイプを発表した。
40年間培ってきたアイケアのリソースをベースとし、「視覚拡張」をコンセプトに製品企画化を進めてきたという。ビージーは、左右レンズにそれぞれノンシースルー型の高解像度ディスプレーを搭載し、視認性を高めて装着による眼への負担の低減を図っている。また、人それぞれ異なる瞳の位置を考慮してディスプレー位置を設定できるので、ユーザーに最適な見え方を提供するという。
専用のメガネフレームを設計し、メガネフレームに外フレームを装着させる形状を採用。これにより、かけごこちとディスプレー部の固定感を両立させたという。シーンに応じて外フレームを持ち上げて、ディスプレーを視界から外すことも可能。
メインの入力デバイスとして「スマートフォン」を想定し、有線接続で専用のケースから高解像度のデータをリアルタイムに表示ができる。一定の使用時間を確保することを意図して、バッテリーを専用ケース内に搭載している。
メインデバイスをスマートフォンとすることで、既にスマートフォンに備わっている通信機能やカメラなどが利用可能になる。さらに、既存のアプリケーション開発環境に対応できることを想定している。
2017年1月18日~20日に東京ビッグサイトで開催される「ウェアラブルEXPO」の出展予定で、ビージーの製品プロトタイプ実機を展示する。
b.g.(ビジー)プロトタイプ | |
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ディスプレー部 | |
ディスプレー | 0.5型ディスプレー(1024×768) |
インターフェース | HDMI TypeD |
電源 | 5V |
消費電力 | 230mA |
プリズム仕様 | 3枚構成、アイリリーフ22mm、瞳径6mm |
本体部 | |
対応端末 | iPhone 6s |
出力コネクター | HDMI×2 |
消費電力 | およそ4.9W |
バッテリー | 1865mAhリチウムイオンバッテリー |
重量 | およそ191g(バッテリー含む) |