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イギリス・ロンドンで普及が進むApple Payを再び試した!

2016年12月15日 10時00分更新

文● 山口健太

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 2015年9月、ロンドンでApple Payを試した筆者ですが(関連記事)、再びロンドンを訪れる機会があったので、その後の様子を確認してきました。今回ApplePayを利用したのはSIMフリー版のiPhone 6sです。

 なお、ロンドンにおけるApple Payは日本とは異なり、SuicaやiD、QUICPayには対応していません。米国や英国で発行されたApple Pay対応のクレジットカードやデビットカードを、iPhoneやApple Watchに登録しておく必要があります。

テムズ川のボートもApple Payだけで乗船OKだった

 テムズ川を行き来するボート「テムズクリッパーズ」は、ロンドンのICカード「オイスターカード」だけで乗れるようになっており、もちろんApple Payにも対応しました。事前にチケットを購入することなく、桟橋に設置された読み取り機で決済ができます。

テムズ川のボート。以前、オイスターカードやApple Payで乗るには事前のチケット購入が必要だった
乗り場に読み取り機が設置されていた。係員の目の前でタッチしてから乗船する

 注意したいのは、乗るときのタッチインに加え、降りた後にもタッチアウトする必要があります。降りる人がたくさんいれば他の人がタッチしているのを見て気付きますが、ひとりの場合は忘れないようにしましょう。忘れた場合はすべてのゾーンに乗ったとみなされ7.2ポンド(約1050円)を支払うことになります。

 ロンドン東部を走るドックランズ・ライト・レイルウェイ(DLR)も、同じ方式を採用しています。自動改札はないものの、駅のホームに読み取り機が用意されていました。

ロンドン東部を走るDLR
オイスターカードの読み取り機があり、Apple Payも使える

 筆者がDLRに乗っていたところ、車内で検札がありました。ちょっと緊張したものの、Apple PayでタッチインしたiPhoneを係員の端末にかざしてOKとなりました。

 ほかにもスーパーマーケットやレストランなど、様々な場所にApple Payなどの非接触決済(コンタクトレス)が拡大しています。スーパーでは筆者の前に並んでいた人がApple Payで支払うシーンを目撃するなど、本当に利用が拡大している様子がうかがえました。

レストランの入り口に掲示されたコンタクトレス対応のロゴ
イギリスのスーパー、セインズベリーもコンタクトレスに対応。セルフレジと有人レジのどちらでも使えた
カナリーワーフにある、日本でもおなじみの博多ラーメン「一風堂」。日本の店舗とは違いテーブル決済だが、店員さんが持っていた決済端末でApple Payが使えた
ちなみに赤丸玉子入りは12.5ポンド(約1800円、サービス料別)。味は日本と変わらなかった
サンタンデル銀行の店頭ディスプレーでも、Apple Payの利用を訴えていた

自販機でもApple Payは使えたが商品ゲットならず

 Apple Payで問題が起きたのは、ロンドンの玄関口であるヒースロー空港にあったコカ・コーラの自販機です。コンタクトレスに対応した最新型の自販機ということもあり、筆者はいつもどおり商品を選んでApple Payで決済したものの、商品が出てきません。

 なんと、自販機内で商品をつかむためのアームの上にたくさんのペットボトルが落ちており、スタックした状態になっていたのです。

ヒースロー空港のコカ・コーラ自販機。ポンドだけでなくユーロ硬貨にも対応、クレジットカードやコンタクトレスも使える最新マシンなのだが……
ペットボトルが積み重なっており、商品を取り出すためのアームが持ち上がらない状態になっていた。Apple Pay以前の問題だった

 気付いたときにはすでに手遅れ。Apple Payの利用明細にはしっかり2ポンドの利用が記録されていました。日本では、自販機で買ったものが受け取り口から出てこないことはまずない(海外では15回に1回くらいはある)ため、すっかり油断していました。

商品は受け取れなかったが、2ポンド(約290円)はしっかり引かれていた

日本のiPhone 7は海外でApplePayを使えず

 最後の自販機のトラブルはApple Pay以前の話なので別としても、全体を通して残念だったのは、Apple Payが使えるよう設定した日本版iPhone 7を持って英国に行っても、現地のApple Payが使えないという点です。

 こればかりは日本で便利に使えるよう最適化した結果なので仕方ないともいえますが、英国だけでなく海外で普及が進むNFC Type-A/B方式への対応も、同時平行で進めてもらいたいところです。

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