無線LANの電波が見える!?
アプリを使って電波の届き具合を調べてみる
トイレだと繋がりにくい、2階の部屋だと電波が弱いことがある、といったものは体感でわかっていても、明確な数値やデータで出すのは難しい。電波がどのくらいの強さで届いているのか、届きにくい場所はどこなのかというのを調べるのに便利なのが、目に見えない電波の強さを視覚化し、ヒートマップとしてわかりやすく表示してくれるアプリだ。
今回はAndroid用の「WiFi見える化ツール」を使い、家の中でどのくらい電波が届いているのかをチェックしてみた。
調べ方は簡単で、まずは調べたいアクセスポイントに接続。続いて用意しておいた間取り図を読み込み、計測したいポイントに移動。あとはそのポイントを画面上でタッチするだけだ。有効範囲を小さめにしておくと細部まで調べやすくなる。いきなり結果を出してしまうが、調べた結果がこれだ。
今回、アクセスポイントは左下の洋室の窓際、中央に設置した。すぐ上のキッチン、右隣りの和室はよく届いているが、右上の洋室では大きく減衰しているのがわかる。数値の羅列ではいまいちピンとこないが、ヒートマップとして表示できれば、このあたりが届いていないのかとすぐにわかるのが便利だ。
電波を届きやすくするには、無線LANルーターの設置場所を高くして障害物を減らす、設置場所を家の中央付近にする、金属ラックなど電波を遮断しやすいものから離れた位置に設置するなどのコツがあるが、どのくらい効果があるのかを確認するのにも、ヒートマップは役に立つ。
ヒートマップを表示できるのはこれ以外に、アイ・オー・データの「Wi-Fiミレル」などがある。こちらはAndroid版だけでなく、機能は少ないもののiOS版もあるので、iPhoneやiPadを使っている人なら試してみるといいだろう。
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