格安SIMサービスごとの特徴や料金、取り扱い端末をチェック
特集1回目ではキャリア製スマホに負けないハイエンドSIMフリースマホを紹介。第2回では費用対効果に優れるミドルレンジスペックのスマホを紹介した。第3回では今注目の格安スマホを取り扱う格安SIM事業者と、導入費用を抑えられるオススメの低価格帯SIMフリースマホを紹介していく。
「honor 8」などお得なスマホを安く買える
■楽天モバイル■
「楽天モバイル」はSIMとSIMフリースマホのセット販売にかなり積極的な事業者だ。楽天モバイル限定のスマホや限定カラーの端末も取り扱うほか、セール販売も頻繁に実施している。
特典として利用料金に応じて楽天ポイントが貯まるほか、契約期間中は楽天市場のお買い物ポイントが2倍になる。このほか独自ショップの展開や、クレジットカード払いに加えて口座振替に対応するなど、スマホ初心者向けの施策も数多く打ち出している。
2016年冬はファーウェイ製ハイエンドスマホ「honor 8」専用モデルの限定販売を開始。上位モデル「HUAWEI P9」ゆずりのデュアルレンズカメラと、Kirin 950(2.3GHz×4+1.8GHz×4)を搭載し、実売価格4万6250円前後と性能を考えればお得な価格設定の端末だ。楽天モバイルのセール開催時はさらに安く買えることもあるので、高性能かつお得なスマホが欲しいなら要注目だ。
「honor 8」(楽天モバイル版)の主なスペック | |
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メーカー | ファーウェイ・ジャパン |
ディスプレー | 5.2型液晶 |
画面解像度 | 1080×1920ドット |
CPU | Kirin 950 2.3GHz×4+1.8GHz×4(オクタコア) |
メモリー | 4GB |
ストレージ | 32GB |
カメラ | アウト12メガ×2/イン8メガ |
バッテリー | 3000mAh |
対応SIM | nanoSIM |
対応バンド(LTE) | 1/2/3/4/5/7/8/12 /17/19/20/38/40 |
対応バンド(W-CDMA) | 1/2/4/5/6/8/19 |
対応周波数(GSM) | 850/900/1800/1900MHz |
無線LAN | 11ac(2.4/5GHz) |
サイズ | 71×145.5×7.45mm |
重量 | 約153g |
「honor 8」以外にも「ZenFone 3」や「HUAWEI P9 lite」「AQUOS mini SH-M03」といった定番端末のほか、楽天モバイル限定カラーとなるレッドの「AQUOS SH-M04」や「arrows M03」のシャンパンゴールドも取り扱う。
セール販売が多いのも魅力で、特に前年モデルとなる「honor 6 Plus」がお買い得。タイミングによっては1万円前後で購入できる。大画面かつ高画質な5.5型フルHD解像度液晶とデュアルレンズカメラ、高性能ミドルクラスといえる処理性能を搭載。製品案内には記載されていないが、今年8月にはAndroid 6.0も提供されており、コストパフォーマンスは抜群だ。
楽天モバイルは決まったスマホとデータ通信、5分かけ放題がセットになった「コミコミプラン」(月額2980円)と、好みのSIMフリースマホと料金プランを選ぶ通常の料金プランがある。
今回は「honor 8」といっしょに契約できるオーソドックスな通信量3.1GBの通話対応プランを紹介しよう。
- ■通話SIM 3.1GBプラン■
- 【基本料金】月額1600円(以下すべて税抜)
- 【通信量】 3.1GB
- 【通話料】30秒/10円(楽天でんわのアプリ利用時)
基本プランはこのほか最大30GBのプランまで6種類を用意。オプションで「楽天でんわ5分かけ放題 by 楽天モバイル」(月額850円)や、故障時の「端末保障」(月額500円)を加することも可能だ。
月500円でLINEが使い放題で、アプリから契約やサポートを実施
■LINEモバイル■
「LINEモバイル」は、コミュニケーションアプリでおなじみ「LINE」が提供する格安スマホのサービス。現在はLINEアプリからもしくはウェブサイトのオンライン手続きでのみ契約できる。
LINEのほかTwitter、Facebook、Instagramの基本的なメッセージや画像・動画送信の通信量が通信量にカウントされない「コミュニケーションフリープラン」(月額1110円~)が提供されるのがLINEモバイルの最大の特徴。
このほか契約時にはLINEの登録や年齢認証が実施され、他のMVNO SIMでは年齢認証できない。また、LINEアプリによる契約者サポートが提供されるのも特徴のひとつ。LINEアプリから「LINEモバイル」を友だちに追加してトークを開くだけで、新規申し込みや契約者向けの手続きを利用できる。また、特典として月額基本利用料の1%がLINEポイントとして還元される。
SNSを使う機会が多い場合は、コミュニケーションフリープランに音声通話サービスを付けたプランを選ぶのがオススメ。コミュニケーションフリープランの場合、通信量は3GB、5GB、7GB、10GBの中から選択できる。
- ■コミュニケーションフリープラン 3GB(データ+SMS+音声)■
- 【通信量】 3GB(1110円)
- 【データ+SNS+音声】580円
- 【通話料】30秒/20円
- ●合計1825円
また、LINEらしいプランとしてLINE通話とトーク、画像や動画の送受信、タイムラインチェックが使い放題となる「LINEフリープラン」(月額500円)もある。通信量は1GBで電話通話やSMSは利用できないが、スマホをLINE通話とメッセージ専用として使いたいユーザーには非常に便利。LINEへの登録や年齢認証も、LINEモバイルの契約時に実施されるので問題ない。
取り扱い端末は、高性能ミドルレンジとして「ZenFone 3」や「HUAWEI P9 lite」「AQUOS mini SH-M03」など。低価格帯モデルに「ZenFone Go」や「BLADE E01」と無難なラインアップだ。中でも「HUAWEI P9 lite」がセールで1万8800円(税抜)とお得な価格設定になっている。
「HUAWEI P9 lite」の主なスペック | |
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メーカー | ファーウェイ・ジャパン |
ディスプレー | 5.2型液晶 |
画面解像度 | 1080×1920ドット |
CPU | Kirin 650 2GHz×4+1.7GHz×4(オクタコア) |
メモリー | 2GB |
ストレージ | 16GB |
カメラ | アウト13メガ/イン8メガ |
バッテリー | 3000mAh |
対応バンド(LTE) | 1/3/5/7/8/19/28/40 |
対応バンド(W-CDMA) | 1/5/6/8/19 |
対応周波数(GSM) | 850/900/1800/1900MHz |
対応SIM | nanoSIM×2 |
無線LAN | 11ac(2.4GHz) |
サイズ | 72.6×146.8×7.5mm |
重量 | 約147g |
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