最終走者同士の対決! 勝利はどちらに?
ASCIIチームとZwift+ALIENWAREチームのガチ対戦もいよいよ終盤。最終走者は、ASCIIチームが南田、Zwift+ALIENWAREチームがK氏。それぞれ第二走者と交替して自転車にまたがると、力強くペダルを踏み始めた。
外野陣も白熱する一方で、まるでお祭り騒ぎ! そんな中、真剣な表情で自転車をこぐ南田とALIENWAREチームのK氏だったが、画面上に表示されるワット数なども高く、端から見ても高レベルの対決であることがわかる。もっとも、南田が瞬間的に400ワットを超えることがあるのに対して、ALIENWAREチームのK氏は400ワットを一定時間持続しており、明らかに一枚上手。距離もじわじわ差が開いていった。
結局、5分経過した時点でASCIIチームが9.1km、Zwift+ALIENWAREチームが10.7kmとなり、Zwift+ALIENWAREチームの完勝! 対戦終了後も、力を使い果たした南田が床に倒れこんだのに対し、ALIENWAREチームのK氏は余裕な表情で、普段の練習量の差を感じさせる結果となった。
ASCIIチームに「Zwift」で対戦した感想を聞いて見ると、インドアトレーナーを使ったのは今回が初めてという柳沢は「(今回使用したトレーナーは)勾配の変化が画面上に表示される数値でしか判断できなかったので、感覚をつかむのにちょっと慣れが必要だった」そうだが、インドアでも実走に近い走りを楽しめる「Zwift」に大きな魅力を感じたようだ。ちなみに、今回使ったインドアトレーナーのように、勾配の変化に応じて自動的に負荷を調整するものもあるので、より実走に近付けたい場合はそういった機能を搭載した製品を利用するといいだろう。
自宅に自分用のインドアトレーナーがあるという太田は「買った当初は使用していたが、単調ですぐ飽きてしまった」そうだが、「『Zwift』はリアルな風景や他のユーザーの走りを見ることができるのでおもしろい」とのこと。ただし、今回は対戦相手に負けないよう走るのが精一杯で、ロンドンの街並みをじっくり見ている余裕がなかったことを残念がってもいた。
南田は、「ワット値などの計測結果を画面上で確認しながら走れるところがおもしろいですね。ただ400ワットは本当に一瞬しか出せない。もっと練習しないと」と、普段のトレーニングにも役立つ「Zwift」の実用性を気に入った様子だった。
なお、Zwift Japanによれば、今後もVR対応など、より高度なゲーム体験を目指してリアルさを追求していくとのこと。もしそんな日が来たら、「ALIENWARE AURORA」のようにVRに対応可能なスペックの製品を選びたいところだ。