グーグルは11月16日、同社の提供する翻訳サービス「Google 翻訳」に、ニューラルネットに基づく機械翻訳を導入したと発表した。
新しいGoogle 翻訳では、文章をパーツごとに翻訳するのではなく、ひとつの文として扱う。文のコンテキストを把握し、より正確な訳語の候補を見つけられるという。その後、言葉の順番を変えて調整することで、より正しい文法での翻訳を可能にするとしている。これらの情報は、Googleのシステム上で学習される(通信はEnd to End)。
新システムを導入したGoogle 翻訳は、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、中国語、日本語、韓国語、トルコ語の計8言語を対象に提供される。iOS版、Android版の各アプリ、検索、Google 翻訳のウェブサイトで利用可能だ。
なお同社では、今後は提供言語を拡充し、最終的にはGoogle翻訳の対応する103言語すべてで対応させたいとしている。