秋の最新ミラーレス一眼を紹介する本特集。2回目はオリンパスのPENシリーズ最新モデル「E-PL8」を紹介する。11月下旬に発売予定で、ボディーのみの予想実売価格は予想実売価格は8万6500円前後だ。
PENシリーズといえばミラーレス機の中でも人気機種だ。同社には同じ規格を採用するミラーレスシリーズに一眼レフスタイルを採用している「OM-D」があり、そちらはさまざまなバリエーションがある。一方で、PENシリーズはフラッグシップモデルの「PEN-F」以降、ちょっと勢いがなかったが、ようやくミドルレンジモデルに相当するモデルが登場した。
カラーによって大きく雰囲気が変わるデザイン
外観デザインはPENのイメージを踏襲しつつも若干モダンな雰囲気になった。角の部分には丸みを持たせて柔らかい感じになり、ちょっとかしこまった雰囲気のあったPEN-Fに比べてカジュアルなシーンで使いやすいイメージになっている。
基本本体色はシルバーで、革風の表面素材がホワイト、ブラック、ブラウンの3色から選べるようになっている。色によるイメージは大きく、ブラックはPEN-Fのイメージが強く残り、クラシカルな雰囲気があるものの、ホワイトやブラウンはファッションアイテムの1つのような仕上がりになっている。
基本的な機能は従来モデルの「E-PL7」を踏襲しているが、外観の変更と機能面のブラッシュアップがなされている。
撮像素子の有効画素数は約1605万画素。もちろんマイクロフォーサーズ規格なので素子サイズは4/3型。センサーシフト方式の手ブレ補正は3軸対応で、シャッタースピードにして約3.5段分の効果が得られる。
背面モニターは下方向に約180度回転させることで自撮りがしやすいようになっている。また、タッチ対応なので画面に触れてシャッターを切ることが可能だ。
画面を下に開くと自動的に「セルフィーモード」が起動し、左右反転画像に切り替わる。画面タッチでシャッターが切れるのだが、触ってから約1秒後に切れるのでポーズをとる余裕があるのは大いに助かるだろう。
一方で、本体サイズが小さい分、スペースに余裕がなく背面のボタン類はちょっと小さめ。セルフィーモードにするためにモニターを回転させたりする際、不意にボタンに触って動作してしまうことがあったので、もう少し硬くするか面に対して少し奥まっているほうが誤動作の心配はないだろう。
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