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秋のヘッドフォン祭 2016 第2回

超ハイエンドだけど音もいい、マニア垂涎の駆動方式

ハイレゾの音場感を再現するならやっぱり平面駆動型

2016年10月28日 13時00分更新

文● ゴン川野 編集●ASCII

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AMTツイーターを使うoBravoのハイブリッドイヤフォン

 ダイナミック型ウーハーとAMTツイーターを使ったハイブリッド型イヤフォンを次々と製品化して一部のマニアに注目されているのが台湾のoBravoである。

未発表の最新試作モデル。現行ではφ10mmが最大口径のウーハーにφ16mmを搭載して低域の量感を高めている。ハウジングはアルミ合金と台湾アカシアを使っている。リケーブル対応で、オプションでバランス用ケーブルがある。

 ATMはAir Motion Transformerの略称で、Dr. Oscar Heilによって発明されたハイルドライバーの動作原理を元に作られたものである。AMTは厳密には平面振動板ではなく、プリーツ状のダイヤフラム内の導体に信号を流すことで、プリーツ同士の吸引と反発を起こさせ空気を動かしている。oBravoは平面駆動型のツイーターを使ったモデルも製品化しているが、上級モデルにはAMTツイーターが採用されている。

新たなフラッグシップモデルとなるSignatureモデル。AMTツイーターとダイナミック型のハイブリッド型ヘッドフォン。未発表モデルのため詳しい仕様などは不明。

 AMTツイーターはBA型のハイブリッドとは違う傾向の音色で、よりなめらかで音場感に優れた高域再生ができる。よりスピーカーに近い雰囲気で、音のエッジを強調することなく解像度の高い音を再生できる。

500万円超の音を聴く!  HIFIMAN「SHANGRI-LA」

 世界最薄の振動板を使う平面駆動型ヘッドフォンを作っているのが HIFIMANである。2007年にDr.Fangにより設立されたオーディオメーカー。ダイナミック型のヘッドフォンを製品化してきたが、今回、初めて静電型のヘッドフォンと専用の真空管ヘッドフォンアンプのセット「SHANGRI-LA」を展示した。参考出品だがアメリカでは5万ドル前後で販売する予定があるという。

 同社が得意とする超薄型振動板を採用して歪率はほぼ0を達成。再生周波数帯域7Hz〜50kHz。重さ374g。巨大な真空管ヘッドフォンアンプは300Bを4本使った豪勢な作りだ。

 静電型ヘッドフォンとしては非常に軽く装着感もいい。ヘッドフォンをしていることを忘れるような広々とした空間を再現してくれ、耳の外側にスピーカーがあるかのような錯覚を感じた。静電型の弱点とされる低音再生も問題なく、ハイスピードで解像度の高い低音が楽しめた。

ユニークなデザインのヘッドフォンアンプ。トップパネルにはボリュームがあるのみ。

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