筆者の感情データ(集中、リラックス、負荷、理解・習熟、興味など)を記録・再生できる
ワコム、筆者の感情データを記録するシステムのプロトタイプを発表
2016年10月27日 18時25分更新
ワコムとワン・トゥー・テン・ドライブは10月27日、筆者の感情データを記録するシステム「感情を伝える手紙」のプロトタイプを開発したことを発表した。
感情を伝える手紙では、タブレット端末やパソコンなど、モバイルIT機器で手書き入力した文章に、筆者の感情データ(集中、リラックス、負荷、理解・習熟、興味など)を埋め込んで記録し、文章を再生する時に同時表示できる。
プロトタイプでは筆致ごとに書いた時の感情データを取得し、デジタルペンから読み取れるデータと合わせて可視化して表示する。文章の意味や文字の形からは読み取れない、 筆者の心の状態も映し出せるという。
手書きメッセージ(文字入力)に焦点を当て、ニューロスカイの技術を使い、脳波データと手書入力データを収集して記録した。1→10driveがソフトウェア全体のテクニカルプロデュースおよび、脳波解析データの可視化を行なうビジュアルアプリ、データ連結アプリの開発を行なった。これにより、なめらかで違和感のなくデータを再生できるという。