リコーは10月13日、360度カメラの最新モデル「THETA SC」を10月28日に発売すると発表した。予想実売価格は3万円台前半。
スタンダードモデルの位置づけで、従来の「THETA S」よりも機能を絞って低価格化を実現している。
具体的には、HDMI端子がなく、ライブストリーミング配信機能も搭載しない。動画の連続撮影時間も最大5分(THETA Sは25分)となっている。
外装は金属ではなくプラスチック樹脂を採用し、若干本体サイズが大きくなっているが、重量はTHETA Sの約125gから約102gと軽量化された。
一方で、静止画撮影時のシャッタースピードが1/8000に設定可能になるなど、機能アップしている部分もある。撮像素子は従来機と同じく1/2.3型CMOSセンサー(有効約1200万画素)を2つ搭載する。
THETA SCの発売に合わせて、撮影で必要なスマホ向け専用アプリケーション(iOS、Android)もアップグレードされる。新バージョンはアプリ立ち上げ時にサムネイルよりも大きな写真のタイムラインが表示され、タブについてもアイコンだけでなく文字説明も追加される。
また、本機がWi-Fiに接続されていない場合、接続手順をわかりやすく解説する画面が表示されるようになる。Android版では直接無線LAN設定を開くことも可能だ。
なお、THETA Sについてはファームウェアアップデートによる機能向上を検討しているとのこと。内容や時期などは未定だ。