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格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第61回

月間20GBオーバーの大容量でも格安SIMが安い時代が来た!

2016年10月06日 12時00分更新

文● 正田拓也

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月間30GBオーバーのプランも安い

大容量通信の料金比較

大容量通信の料金比較

 イオンモバイルに限った話になるが、値下げはさらに上の容量のプランに対しても行なわれている。そのため、30GBやその上のプランはもっとお得に利用できる。

 30GBのプランを利用した場合、3大キャリアは通信・通話の料金だけで月額1万円を超えてしまうが、イオンモバイルなら7542円。

 ドコモはさらに上の50GBと100GBのパケットオプションを提供するが、50GB同士で比較した場合、ドコモの1万9443円に対してイオンモバイルは1万1667円と大幅に安くなっている。

 大容量通信はモバイルルーターで利用することも可能で、ドコモの場合は基本料金が1200円のルーター向けのプランがあり、パケット通信料は同じ額で同じ量だけ利用できる。

 イオンモバイルはデータ通信のプランも別途用意されており、音声通話付きよりもおおむね500円安く利用できる。

 実際にはデータが流れてくる「質」については同等はいかないと思われるが、多少遅くても安さをとりたい人には格安SIMは魅力的。大容量を使う人は、従来のWiMAXなどからLTEへの乗り換えのチャンスになるかもしれない。

他の格安SIMも大容量プランが登場する可能性

 繰り返しになるが、ほかの格安SIMから大容量プランが登場する可能性は十分にある。月間30GBも使うユーザーは少数派と思うが、固定回線やWi-Fiがない場所で、動画の生中継や連続視聴、PCをつないでの利用など、需要は確実にあると思われるからだ。

 同時に、3大キャリアがさらなる値下げやお得なプランなど、別の手を考えてくる可能性もある。

 現在でも音声通話が多く、端末も同時に購入したいという人であれば、3大キャリアのほうがお得になる条件もあり、大きな流れになりつつある格安SIMへの流れを断ち切ろうという方向に行く可能性もある。

 いずれにしても、格安SIMや3大キャリアを含めたパケット料金競争がはじまる可能性がある。料金や特典、購入する端末の金銭的サポートも含めてさらに混沌としてくるかもしれないので、選ぶ際の難易度は上がりそうだ。

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