ZTEジャパンが、今週22日に発売を予定している5.5型液晶搭載のSIMフリースマホ、ZTE「BLADE V7 MAX」。税抜3万4800円の価格で、薄型メタル筐体の採用、さらにフルHD解像度のIPS液晶、MediaTek製のオクタコアCPU、3GBメモリー、32GBストレージ、指紋センサーを搭載と、ミドルハイクラスの性能を持つ。
ただ、一番に話題になっているポイントは、デュアルSIMデュアルスタンバイ対応(DSDSとも呼ばれる)という部分だ。従来のSIMフリースマホはデュアルSIMでも、片方は国内では利用できない2G(GSM)対応止まりで、“海外では便利”という表現になってしまった。
一方、BLADE V7 MAXでは、4G+3Gでのデュアルスタンバイに対応する。これにより、仕事用のSIM+プライベート用のSIMで同時に待ち受けしたり、音声定額が付いた通話用SIM+データ用の格安SIMで料金を節約したり、普段はキャリアのSIMを使いつつ、通信量を使い切ったらデータ通信のみ予備の格安SIMで利用する、などなど、さまざまな使い方が考えられる。
4G+3GのDSDS対応スマホは、国内ではモトローラ「Moto G4 Plus」についで2台目となるが、今後さらなる登場も期待できる。同様の機能を持ったスマホを、主要キャリアがリリースすることは考えにくいので、SIMフリースマホならではのメリットになりそうだ。
さて、BLADE V7 MAXに話を戻すと、デザイン的には、薄型のメタル筐体に、側面はダイヤモンドカット。さらに前面のディスプレーを覆うガラス(旭硝子のDragontrailを採用)の端が曲線になっている2.5D加工との組み合わせで、滑らかなラインを持つのは、最近のトレンドに沿ったものと言える。また約167gとやや重めの重量も加わって、ミドルハイクラスらしい質感という印象だ。なお、本機のデザインは、ドイツ・ミュンヘンのデザインセンターによるものとのこと。
また、カメラやサウンドにも力を入れており、16メガのリアカメラはユーザーが自由に設定を変更できる「プロモード」を搭載している。指紋センサーは本体側面に設置。右手で持ったときの親指の位置に配置。長押しでカメラのシャッターを切る操作ができる点などは、ライバルと似た機能だ。
国内外ともにSIMフリースマホの人気の中心となっている価格帯にありながら、一足先にDSDS対応もアピールするなど、注目の1台となりそうだ。
ZTE「BLADE V7 MAX」 | |
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ディスプレー | 5.5型IPS液晶 |
画面解像度 | 1080×1920ドット |
サイズ | 約77×154×7.2mm |
重量 | 約167g |
CPU | MediaTek MT6755M 1.8GHz(オクタコア) |
メモリー | 3GB |
ストレージ | 32GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大128GB) |
対応ネットワーク | LTE:1/3/5/8/19 W-CDMA:1/6/8/19 4バンドGSM |
無線LAN | IEEE802.11n(2.4GHz対応) |
OS | Android 6.0 |
カメラ画素数 | リア:16メガ/イン:8メガ |
バッテリー容量 | 3000mAh |
SIM形状 | nanoSIM×2 |
カラバリ | ゴールド、シルバー |
市場予想価格(税抜) | 3万4800円 |