昨今のおもちゃは、スマホ対応は当たり前。NFCチップ搭載に、大人顔負けのスマホ、臨機応変な会話をしてくれるロボットなど、最新の技術を駆使したデジタルガジェットの宝庫!
そんな商品の中でも特に大人もシビれてしまう曲者おもちゃや、特定の属性の人を瞬殺してしまうトンガリすぎな玩具などを、実際の使い勝手やシビれるポイントを紹介していきます!
太古の恐竜の骨を発掘させる作業は、人類における永遠の浪漫ともいえます。恐竜の骨や化石を発掘するキットは数多く出ていますが、今回ご紹介する「AR ティラノサウルス」は、恐竜のDNAを掘り出し、スマホ画面に恐竜を再現できるAR連動のキットなのです。
本格的な恐竜の骨発掘に挑戦できる「ARティラノサウルス」
恐竜の骨が埋まった石膏ブロック、発掘用ツール、恐竜を呼び出せるAR対応のプレイシートがセットになったサイエンス玩具。骨と一緒に埋まっているDNAチップをARプレイシートに張り付けると、専用のスマホアプリでARの恐竜が呼び出せ、写真や動画が撮影できる。
「ARティラノサウルス」はイメージミッション木鏡社から、2160円で発売中。
埋まっているDNAチップを掘り起こす!
パッケージを開けてみると、ゴロンとした石膏ブロックや発掘道具のほかに、2枚のシートが入っています。
普通の発掘キットなら、発掘をして骨を取り出し、組み立てて完成! で終わりですが、この製品の醍醐味はDNAチップを掘り出すこと。このDNAチップこそが、スマホで恐竜が呼び出す重要なカギになっているのです。というわけで、骨とDNAチップをめざし、わくわくしながら発掘開始です!
骨が埋まった石膏ブロックはけっこう大きく、全部掘り出すのはなかなか時間がかかりうです。四方に石膏の粉が飛び散るため、室内でやる際は、周囲に新聞紙を敷き詰めて、汚れてもいい恰好で始めることをおススメします。風呂場で作業するのも一案ですが、石膏を流すと詰まることがあるので、気を付けてください。
開始10分ほどで最初の骨が見えてきました。石膏を湿らすと早くできますが、ここは本格的な発掘作業を堪能するため、あえてコツコツと削っていきます。細かく丁寧にやっていくと、1日では終わらないほどだとか。
しかし、骨が見えるとテンションもアップしたせいか、20分ほどで最初の骨が取り出せました。ティラノサウルスの骨は、頭部や足、しっぽなど、全12パーツあり、全部掘り出すのにはまだまだかかりそうです。
カプセルに入ったDNAチップを発見
発掘のもうひとつのお楽しみは、一緒に埋まっているDNAチップを探すこと。30分ほど掘り進めていくと、ガラスの小瓶を見つけました。これこそが、恐竜のDNAチップが入ったカプセルです。DNAチップとは、DNA風にデザインされたシールなのですが、瓶を取り出す時はちょっと感動します。
発掘の途中ではありますが、待ちきれずARプレイシートに、DNAチップを貼ってみました。そして、スマホに専用ソフト『DinoCodes』をインストールし、スマホのカメラでプレイシートを写します。すると……ドスドスという迫力の足音とともに、部屋にティラノサウルスが出現!
恐竜は大きいので、表示させるのにちょっと工夫が必要。なんとか画面にぎりぎり頭部がおさまったところで、すかさず子供とティラノサウルスで記念撮影。
ちなみに、AR対応シートは2枚同梱されており、もう1枚は噴火する火山でした。このシリーズは、他にもトリケラトプスとステゴサウルスがあり、3体そろえると、さらに楽しめそうです。
骨を発掘したあとは、恐竜を組み立てて飾れる!
ARにすっかり夢中になってしまいましたが、その後発掘を再開。結局1時間半ほどで、すべての骨を掘り出せました。あとは骨を組み立てれば完成です。ちなみに、骨は蓄光素材でできているので、暗いところで光るのも楽しい!
発掘するだけのキットではなく、後々も遊べるARプレイシートが付いていて2160円はなかなかのお得感があります。発掘には時間がかかりますが、無心に削り続けたのち、骨が少しずつ見え始めた時の達成感はひとしお。秋の夜長、家での~んびりと恐竜発掘を楽しんでみるのもよいものです。
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